最初に就職した会社で受けた

新入社員研修


一生もの


だった


産能大学のプログラムだった



今でも鮮明に憶えている



2つ



『あなたはジェームスボンドです。

敵のアジトに潜入しましたが、

罠にハマりました。横の壁が、

どんどん迫ってきます。

床の下に肥溜めがあり、息ができるくらいのすき間が上にあります。

あなたはどうしますか?』


という命題だった


もちろん参加者の同期達と同様

肥溜めに入って

壁に挟まれて死ぬのを避けることを

選択した


そのあと先生は

どう思いますか?

と、皆に聞いた


ひどい😫


と思うでしょう・・




先生は説明した


ひどい😫

と言うけれど


肥溜めに入るのを

選択したのは


『あなたですよ』




この研修の意図は

文句ばかり言うけれど

今の自分のいる場所を

選んだのは


あなたですよ


ということを

分からせようということだったのだろう



会社と研修の目的とは裏腹に

私はこのプログラムのお陰で


自分の選択が間違っていたことを知り


数ヶ月後、会社を辞めた・・・



2つ目のプログラムは


パズルだった



マッチ棒を何個か動かして

何かにしてくださいというやつ


1つルールがあった


分からないときは

黙って手を上げてください

分かってる人が

何も解説せず、黙って

1つだけマッチ棒を動かしていい

・・というルールだった



私は分からなかった・・


でも

手をあげなかった


そして

最後まで解けなかった



あとから

先生が解説した


『分からないのに手をあげなかった人がたくさんいましたが、このパズルは、2回分からないと手を上げるだけでカンタンに解けるものです。

あなたは、パズルを解くことよりも、プライドや見栄を優先していませんでしたか?』



私は

当てはまった・・・




このプログラムによって


私の

社会人になったあとの

学習する姿勢

は矯正された・・・




『人生、一生

 勉強よ!!』


中学時代の恩師の教えを

忘れかけた

根拠なく天狗な

若造だった頃の

苦い記憶・・・・