人はみな、大人になるまでにいろんな言葉に触れて、ボキャブラリーを増やして、言葉をおぼえながら思考回路や心のあり方を構築していく


高校と浪人のころ

井上ひさし

にハマっていた


戯曲作家でもあり

若い子は知らないだろうが

ひょっこりひょうたん島を作った人だ


いろいろ小説を読んだが

『月なきみそらの天坊一座』

は本当に面白かった・・

ドラマにもなったが、原作小説には遠く及ばなかった


四捨五入殺人事件も

吉里吉里人も

面白かった


この人の文章が

私の文章のスタイルと

思考回路を作った


大学当時

日経新聞や日経の本を読もうと頑張ってた


『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく』


本の帯に

井上ひさしのこの言葉があって


今でも

自分にとって

大切な指針になっている


あれから

40年の時間が流れた


長い長い時間が流れても

色あせない

ホンモノの作家たちが教えてくれたこと


有り難いことだ