大学に入るために

受験英語を一生懸命勉強した


でも、日本の英語教育では

大学受験くらいでは

全く英語は話せない



長い間、海外生活したのと

仕事で英語を使ったので

だいたい理解出来るようになり

何とか過ごしている


昨日、英語が分かるおかげで

とてもいい話を聞けた


インドのことだ


インドはつい最近人口が世界一になり、GDPでももうすぐ日本を抜いて

3位に躍り出る国


正直、私の持っているインドの印象は

悪かった


カースト制度や

女性や下層民への虐待など、とてもいい気分のものではない


日本と違ってインドの風習のせいで

川の水がすごく汚いという・・・


また、インド人のビジネスマンは

やたらと

『ここはとても大きい会社だから!!』

を繰り返す人が多くて

うんざりした・・・


そんなこんなで

仕事でインドを担当させられそうになると

嫌です、と断ってきた


昨日、ルームメイトの

インド人と差しで

ご飯食べながら飲んだ


彼は、奥さんが彼に相談もなく

家を買う契約にサインしてしまい

不覚にも奥さんをビンタしてしまい

愛息愛娘と離れて離婚調停中だ


彼は今まで会ったインド人と

どこか違う


聞けば、かなりの上層階級の家だったらしく

教育をしっかり受けている

子供達は、なんと、医学部の授業料と生活費を10年も全額負担してもらう😳

スカラーシップを得て、将来は脳外科医になるという


中国人やインド人の有能な若い子は

ホントに凄まじく優秀だから

アメリカでもトップクラスになるのだろう


いい話を聞いた

というのは

そこではない


彼のお母さんのことだ


彼のお母さんは貧困に苦しむ人に

与え続けたらしい

インドにもそういう人が

やはりいるんだ・・・

ガンジーの精神を受け継ぐ人達が

少しずつでも社会を動かしているのかもしれない


若い頃に

困っている人を助ける話を聞いて

自分もそうありたい

という価値観が固まった


しかしそれは

本当に難しいことだ

誰にでも出来ることではないと

何十年経った今も

思い知らされる


人は、生まれて来る境遇に

努力は出来ない


お金持ちの家に産まれて来た人は

その恵まれた境遇を得るために


何の努力もしていない


自分では何にもしていない


お金があって、幸せに暮らしていても

それが

優しい母

強い父のおかげであれば

それは自分の努力で得たものではない


その事実を完璧に知っている彼のお母さんは


人々に

与え続けた





英語が話せても

そのことがいいとか悪いとか

思ったことがなかったが


昨日は、初めて

インド人の彼の話が理解出来て

ホントに良かった、と思った・・・


**********

ここからは追記である



その後

またこのインド人の彼と

話す機会があり


2024年1月現在の

インドの首相

モディ首相の話を聞いた


インドには

多くの汚職もあるが


モディ首相のような人を

首相に選ぶ

真の民主主義が存在することを知った


衝撃だ


インドという国をあまりにも

誤解していた

いや、まともに理解していなかった


日本には


本当の民主主義など無い


西暦800年頃に出来た

階級制度の続きでしかない


日本は

貧しい人を本気で助ける人が

首相になったことはない


公家政治の時代も

武家政治の時代も

帝国主義の時代も

今のなんちゃって民主主義の時代も


貧しい人

困っている人を

助ける人は

国のトップになったことはない


今のインドは

私が理解したつもりだったインドではない


2013年

モディ首相が選ばれて以来

彼はインドを変えていったという


もう乞食はいない


モディ首相は

国民に、乞食をする人に

お金をあげることを禁じ


代わりに国が

毎日5ドル分のお金を

与える法律を通した


1日5ドルあれば

インドでは

十分に食べられる


モディ首相は

国家的なボランティアの仕事を拡大し


いかなる人々も

必ず仕事に就けるようにした




なんという違い


なんという差


遠くインドに及ばない


1200 年以上も

変わらない日本


彼の話を聞いていて

恥ずかしくて涙が出た



以上が

彼に聞いた話だ



自分は

不勉強だ・・・