当流門人方が苦手にされてる"諸手"について。
両手で持たれた片手を、相手に返して崩し投げる形。
合気=愛魂を提唱された保江先生。
合気とは愛すればいい
はて…?さらに疑惑は深まった謎は深まるばかり。
とにかく今回は愛魂でおこなう"諸手"です。
①受(うけ:左)は手首前腕をガッチリと握り抑える
取(とり:右)は、持たせるというかお渡しする感じで。
あとはお好きにどうぞ、で受は?となる。
掴まれた部分に力を入れないことが肝要。
②取はありがたく少しいただく
持たれた手指には力を入れない。握られてただ丸まっているだけ。
取は胸に感謝(*)の気持ちを持ち、そこにいただく感じ。
(*)持ってくれてありがとう・・・
くれぐれも相手を動かそうとしないこと。
③まぁどうぞ…と丁寧にお渡しする
このとき持たれている接点はそのまま。
あ・り・がと・さーん♪と勢いつけてではなく、
ふんわりフワフワと丁寧に。
掴まれている局所ではなく、目の前に映る全部を観てる感じ。
④上げ崩す場合
手腕は④のままで力は入れず動かさず、
右足を一歩右後方に下げ腰を回す。
合気
柔術、合気柔術、その他の武術技法はたくさんあります。
巧妙な筋骨格の作用によるものとか、
氣、光、むすび、丹田、あるいは超能力とか。
いずれも長年に渡る鍛錬が生み出す精緻で凄絶な技術。
素晴らしい、厳しくそして美しい極みの世界。
選んで選ばれた匠(※)が到達し得る世界なのでしょう。
(※)すぐに誰でも真似できるようなものじゃない。尊敬するしかない方々。
愛魂
得るものではなく、誰もが最初から赦されて在る。
それを使う、そこに働きかける、それに気づく…、アレ(*)
(*)言語化困難ですが、稽古中と稽古後はたくさん口述してます。
それは、鍛錬なしで老若男女が楽しめて
そして日常の一コマで輝く愛魂。
それが冠光寺眞法。
合気=愛魂を武術的武道的に使いたい方は、
東京道場の活人術稽古+柔術稽古+他流稽古まで修行するといいでしょう。