今年のお盆休みも昨年同様、宮城旅行でした。
1年経って被災地はどれだけ変わったのか・変わっていないのか
それを自分の目で確かめたいと、行ってきました。
こちらが昨年の石巻沿岸部の様子

丘のように見えるのはがれきです。
こちらは今回のほぼ同じ場所

がれきはほとんどなくなりましたが、建物もほとんど撤去されました。
右手奥に見える家は、上の写真では右側ぎりぎりに見えています。

上2枚の写真を撮った場所にはお地蔵様が佇んでいました。
昨年は砂利も敷かれておらず、デコボコの地面でした。
後ろを振り返ると小学校の建物があります。
昨年の写真では、津波の傷跡が生々しく感じられます。

今回はシートで覆われた姿でした。
いずれ撤去されるのでしょう。

女川では、昨年春に自動製氷の設備が建ちました。
漁をするのには欠かせない施設です。
でも、さびしい港でした。

今回は多くの漁船や観光船を見ることができました。

女川は瓦礫こそありませんでしたが、仮設住宅もまだあります。
今は道路などを3mかさ上げする工事が進められているようです。
人が戻ってくるのにはまだまだ時間がかかりそうです。

昨年は海岸線を通る女川近くの鉄道が、不通というか姿がなかったのですが、
今回は途中まで開通して、踏み切りの「カンカンカン」という音が聞こえました。
また、海岸線は護岸工事の真っ最中のようでした。
少しずつ変わっていっています。
まずは瓦礫を撤去しないと始まりません。
まだ残ってはいますが、ずいぶん少なくなりました。
ですが、瓦礫置き場となっていた学校の校舎も姿を消しました。
昨年は景色を見ると、「胸が締め付けられるような痛み」という表現が私にはぴったりでした。
今回は「切なくなり」ました。
更地が増えたからでしょうか。
少しずつでも前進している地域もありますが、時間が止まってしまっているような地域もあります。
仙台空港から程近い、名取市閖上(ゆりあげ)です。

写真にある建物はどこも人は住んでいません。
遠目からはわかりにくいですが、津波が襲った様子が残っています。
航空写真によると、この地区は全て消えてしまいました。
音がないんです。人がいないから。
草生す家の土台ばかりです。
住んでいた方でしょうか、それとも親族の方でしょうか、家があった場所に花が手向けられています。
私たちも手を合わせました。自然とそうなります。

海岸線から離れた場所は店舗も増え、新しくなった住宅もあります。
ですが、海に近いところはまだまだです。
時間がかかります。
忘れないようにしたいものです。
そして、私たち一人ひとりが、自分自身何ができるかを問い続けることが必要なのだと思います。
1年経って被災地はどれだけ変わったのか・変わっていないのか
それを自分の目で確かめたいと、行ってきました。
こちらが昨年の石巻沿岸部の様子

丘のように見えるのはがれきです。
こちらは今回のほぼ同じ場所

がれきはほとんどなくなりましたが、建物もほとんど撤去されました。
右手奥に見える家は、上の写真では右側ぎりぎりに見えています。

上2枚の写真を撮った場所にはお地蔵様が佇んでいました。
昨年は砂利も敷かれておらず、デコボコの地面でした。
後ろを振り返ると小学校の建物があります。
昨年の写真では、津波の傷跡が生々しく感じられます。

今回はシートで覆われた姿でした。
いずれ撤去されるのでしょう。

女川では、昨年春に自動製氷の設備が建ちました。
漁をするのには欠かせない施設です。
でも、さびしい港でした。

今回は多くの漁船や観光船を見ることができました。

女川は瓦礫こそありませんでしたが、仮設住宅もまだあります。
今は道路などを3mかさ上げする工事が進められているようです。
人が戻ってくるのにはまだまだ時間がかかりそうです。

昨年は海岸線を通る女川近くの鉄道が、不通というか姿がなかったのですが、
今回は途中まで開通して、踏み切りの「カンカンカン」という音が聞こえました。
また、海岸線は護岸工事の真っ最中のようでした。
少しずつ変わっていっています。
まずは瓦礫を撤去しないと始まりません。
まだ残ってはいますが、ずいぶん少なくなりました。
ですが、瓦礫置き場となっていた学校の校舎も姿を消しました。
昨年は景色を見ると、「胸が締め付けられるような痛み」という表現が私にはぴったりでした。
今回は「切なくなり」ました。
更地が増えたからでしょうか。
少しずつでも前進している地域もありますが、時間が止まってしまっているような地域もあります。
仙台空港から程近い、名取市閖上(ゆりあげ)です。

写真にある建物はどこも人は住んでいません。
遠目からはわかりにくいですが、津波が襲った様子が残っています。
航空写真によると、この地区は全て消えてしまいました。
音がないんです。人がいないから。
草生す家の土台ばかりです。
住んでいた方でしょうか、それとも親族の方でしょうか、家があった場所に花が手向けられています。
私たちも手を合わせました。自然とそうなります。

海岸線から離れた場所は店舗も増え、新しくなった住宅もあります。
ですが、海に近いところはまだまだです。
時間がかかります。
忘れないようにしたいものです。
そして、私たち一人ひとりが、自分自身何ができるかを問い続けることが必要なのだと思います。