4月16日(土)午後,桜咲く志波彦神社鹽竈神社(宮城県塩竈市一森山)境内及びその門前町を散策し,歴史探訪するイベントを開催しました。山形県から3人の方に参加していただきました。写真で報告します。今日は,「その2」です。
四方跡(よもせき)公園(塩竈市西町)です。まず「煮海澤民」碑です。海を煮て(塩焼きをして)民が潤うということでしょうか。
鞘堂です。かつてはここに鹽竈神社の神輿を保管していたとのことです。
奉植一宮御境内櫻木五百株の碑です。延享2年3月10日(1745年4月11日)桃生郡深谷北村(現・石巻市北村)の「月参講中九十四人」が桜木500本を植樹した記念碑です。その1本が現在も志波彦神社神門前にあるエドヒガン(江戸彼岸)であると言われています。「推定樹齢277年」と細かく言えるのは,この石碑があるためです。
浪分桜です。平成26年3月11日に仙台市の婦人団体「はなはなプロジェクト」が将来の子供達に東日本大震災の教訓を伝えようと植樹したものです。一般にはギオンシダレ(祇園枝垂)と言い,正式名称はヒトエシロヒガンシダレザクラ(一重白彼岸枝垂桜)です。
阿部勘酒造株式会社です。
「西町と阿部勘酒造」の説明です。
屏風サインの一つで,「伊勢物語 塩竈(八十一段)」です。
荻原醸造です。建物は安政年間(1854年~60年)頃に建てられたものを,初代が購入したとのことです。
「荻原味噌醤油醸造元と仙台箪笥」の説明です。
屏風サインの一つで,「塩釜甚句」です。ここではハマギク(浜菊)を「白菊」と呼んでいます。塩竈市の花(市花)は「白菊」ということになっていますが,それは塩釜甚句から来ているようです。
伊達綱村「詣鹽竈」詩碑です。
鹽竈神社表参道(表坂)下のジュール・ブリュネのスケッチ記念碑です。
石鳥居です。寛文3年(1663年)に仙台藩第4代藩主・伊達綱村によって奉献されたもので,柱に「松平龜(亀)千代」と刻されています。表参道を上ります。
鹽竈神社随身門(楼門)です。
それでは,明日の「その3」に続きます。