“幸せになりたければ、自分の閃きを信じてみなよ”

以前も話したかな、僕は直観に従うのがとても苦手なんだ。

「これは面白い!」と思うアイデアが生まれても、出来ない理由を探して諦めてしまう。

そんな癖が着いて長年、必要とされないと気付いてか、閃きは僕のところへ来なくなってしまった。

でもいまの僕はそれを凄く求めていて、大切にしたいと思い始めているんだ。

本音と閃きは同じところから生まれると思うから。

それどころか本音の中でも、よりピュアで希望に繋がるものだけが“閃き”となる氣がするんだ。

自分の本音に意識を向けて、自分が本当はこんな願いを持っているんだと自覚し、更にはその願いを実現したいと思うこの頃の僕にとって、“閃き”は本当の僕に返るための道しるべだと気付いたんだね。

“ピンと来たらすぐ旅に出ろ。取り敢えず裸一貫で旅に出て、やばいと思ったら尻尾巻いて逃げ帰ってきたら良い”

これは友人の言葉だけど、確かに閃きというよりは“ピンと来る”と言った方がわかりやすい。

いま僕は、極寒の長野から逃れて暖かいところに来ている。

落ち付いたらまた話すけど、春まで本業の陶芸とは別の仕事を住み込みでやっているんだ。

そんな日々の中で、閃きに敏感になろうとアンテナの感度を上げている。

いつもと違う環境だからこそ、心の動きはわかりやすい。

日々のなかで嬉しいことがあれば、どうして喜びを感じたのか自分に尋ねてみたり。

海鮮丼を食べたいと港町へ出かけたならば、立ち並ぶお店の中から「ココが良い!」と感じるところを、ちゃんと自分の心で選んでみたり。

車を止めるのが面倒くさくても、通り過ぎたところに気になるお店があったら、引き返して入ってみたり。

神社で目に留まるお守りがあれば、ただの商品などとは思わず、宝物を見つけたつもりで買ってみたり。

素敵なブレスレットと出会ったら、決してお得感で求めず、本当に自分が氣に入った石だけを求めてみたり。

 

——閃きと“ときめき”は、めっちゃ似ている。

 

ときめきに従ってみよう。

欲求を適当に満たす時とは全く違う“わくわくした自分”を思い出し始めているんだ。

さあ、今日はどんな事したい?

 

宮良太陽 : https://aboutme.style/jinenjo