無数に繰り返す生死のなかで、ここから来たとルーツを特定することは出来るのだろうか。

出来たとして、そこに意味はあるのだろうか。

それでも自分のルーツを求める。

それは命の本質的な精神活動だと感じる。

けれども星や国、故人をルーツとしたところで何も得る物はなく、仮に自らのルーツを知ったところでそれがどう生きるのかということに答えもない。

ただ自分のルーツに近いところに点々と触れ、己がより広い意味で在り処として高山を好んでいるのだなと自覚する。

記憶に残らずとも、いまも癖として残り続けるそれは、自覚するほどに面白い。

 

漸く温かくなってきましたね。

先週まで、日中は30近くまで上がりながら明け方には霜が降りる寒さの連続で、藤の花が咲いても氷点下まで氣温が下がることもあったというのに、いまや初夏の氣候です。

そんな時は轆轤を回すのも體に来ますから、簡易囲炉裏で火を焚きながら仕事をしていました。

とても温かいけど、度々手の泥を洗い落として薪の面倒を見ながらの轆轤作業がちょっと手間ですから、暖かくなってくれて嬉しいです。







氣温が上がれば野菜苗も順に育ってくれるでしょうし、どんどん種も蒔けるようになります。

夏はいいですね。

でも夏を待つこの時期も、色々なものが「始動」するのを感じられて好きです。

夏の前日です。

 

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それでは、今日も麗しい時をお過ごしいただけますように。