Le Mans Ultimate "The Second Stint" 大型Update情報 | rFactor2にゅーす

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こちらの記事では、rFactor2の最新情報、シリーズ戦のレース結果、Le Mans Ultimate情報などを更新します。

 

6月4日、Studio397及びMotorSport Gamesは、6月10日(日本時間11日)に予定しているLe Mans Ultimateの大型Update情報”The Second Stint”を公式ウェブサイトにてリリースしました。

 

 

 

当記事では上記リンクの記事のまとめを行うと共に、同時にリリースされたYoutube動画の画像から解説を追加しています。LMUのアーリーアクセスは為替相場の影響で値上り*してしまいましたが、この記事が皆様の購入に少しでもお役に立てば幸いです。

 

*アーリーアクセスの価格設定は30ドルのまま変化はありませんが、日本を含むアジア諸国や中南米など複数地域では、Steamの為替相場反映により大幅に値上がりしてしまいました。

ハイライト

  • レーダー、スタートシステム、リプレイなど、複数の追加機能
  • 既存ハイパーカーには2024年版のカラーリングを追加
  • LMP2にはルマン開催後に2024年版カラーリングを追加
  • イモラを含む新サーキットなどがDLCとして7月にリリース
  • DLCパックは7月分を含め年内4回のリリースを実施
  • DLCには新サーキット4箇所、4車種のハイパーカーと"7車種"のGT3が含まれる
  • WECのGT3は全部で9車種のはず…詳細は本稿後半にて

新機能

Le Mans Ultimateは2月の発売以降、最初の頃は1~2週間に一度のペースで、そして最近では1~2ヶ月に一度のペースで、バグ修正をメインとした大型アップデートが行われてきました。また、それ以外では小さいHotfixを数週間に一度のペースで行うなど、やはり修正を念頭に置いたアップデートが主要なものでした。
 
しかし、来週の大型アップデートではこれまではあまり手を付けてこなかったゲーム内の機能面について追加が行われることが、今回の記事では予告されています。
 
記事内でも強調されている通り、このアップデートでは主にLMUコミュニティから要望の高かった機能が実装されるようです。
 
1つ目は上画像にもある"レーダー機能"。これはSIMHUBなどの外部オーバーレイソフトを使用している方にはおなじみの機能でしたが、LMUのフォーラムにある機能リクエストスレッドでも「最も」要望が集まった機能となります。
 
レーダーはとても簡素で分かりやすく実装されるようで、LMUがyoutubeにアップした動画ではコクピット視点の少し上の方に表示されます。また、周囲にマシンがいない場合はフェードアウトするとのこと。
 
個人的にはTinyPedalを使う関係上、できれば完全に出ないようにもして欲しいところですが、果たしてどんな機能になるのでしょうか。
 
2つ目は新たなレーススタートシステムです。これはrFactor2から受継いだ分かりにくいローリングスタートを改善したものとなり、これによりどこを走れば良いか分からないままにペナルティを受ける理不尽さが改善されるかもしれません。
 
動画内では路面上には前方車両との適正距離を示すマーカーが表示されるようになっており、スタート直前には車両速度の制限が明確に表示されています。これらの機能により、オンラインレースではより公平なスタートが期待されます。
 

3つ目の新機能はリプレイ機能です。これまでリプレイを撮る機能はあっても見る機能が欠けていたLMUですが、来週のアップデートではやっとリプレイがいつでも見られるようになります。また画像にも見えているように、リプレイ及びレース中はTABキーによるドライバーラベルの表示も追加されています。

 

画像には表示されない重要なアップデートでは、ネットコードの更新が行われます。これにより1レースに多人数が集まるスペシャルイベントでも、コネロスやラグが発生しにくい安定した開催が期待されます。

 

新コンテンツ

6月10日のアーリーアクセスアップデートでは、以前にもお伝えしたBMW M Hybrid V8がフリーDLCとして登場します。また2024年版ハイパーカーのカラーリングもこのアップデートで追加されるようで、威厳溢れる黒いトヨタや黄色いフェラーリなど、ユーザーは多様なカラーリングを選ぶことが可能になります。

 

サーキットを含む新DLCには、現在のところイモラが含まれることが確定しています。このDLCは7月中のリリースが予定されていますが、他にも追加コンテンツが含まれる可能性があります。

 

2024年のWECによりLMUに追加が必要となったサーキットは4箇所、ハイパーカーが4車種、そしてGT3車両の7車種は、2024年後半にリリースされるDLCパックにより販売されることが決定しています。DLCパックは2024年後半に予定されている4回のリリースでお披露目されるようになり、車両についてはハイパーカーのリリースが優先されるようです。

 

さて、WECに参戦するGT3は、アストンマーチン、BMW、フェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニ、フォード、レクサス、シボレー、ポルシェ、全部で9車種ではなかったでしょうか?7車種…?

 

「えっ?またランボ来ないの?」と気を揉まれた方はご安心ください。年末頃を予定しているGT3のリリースでは、アーリーアクセスを購入したユーザーには2車種がプレゼントされるとのことで、これによって全9車種がLMUに登場することになるようです。

 

どの車種がプレゼント対象となるのかについては現在は不明ですが、これは2024年末のGT3リリースに向け徐々に明らかになっていくはずです。期待しましょう。

 

今後について

今回のリリース記事では触れられていなかったのですが、この6月のアップデートに予告されていた"非同期型AI対戦Co-opモード"について、MSGのCEOであるStephen Hood氏は「この機能については一から作り直している」旨を動画内で明らかにし、リリースにもう少し時間がかかることを示唆しています。

 

また、VRへの完全対応についても開発を進めているものの、これについても機能の充実を図るために時間がかかるとの見解を示しています。

 

短期的にはユーザーコミュニティによるオンラインサーバー開催にも力を入れており、これは優先事項として取り組んでいるとされています。

 

当ブログでは今後も新情報が入り次第、記事を更新していきます。