rFactor2のModをWorkShopにアップロードする方法【2024/5/4編集】 | rFactor2にゅーす

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本格レースシムソフト、rFactor2のサーバーを運営する谷間鯖です。
こちらの記事では、rFactor2の最新情報、シリーズ戦のレース結果、Le Mans Ultimate情報などを更新します。

 ご存知の通り、rFactor2は様々なModに対応しており、ユーザーは様々なModを楽しむことが可能になっています。

 

 しかしそのアップロード場所はレースシム系フォーラムだったり、個人サイトだったりと人それぞれ。同じサーキットでも掲載場所によってバージョンが異なることもあり、不便に感じることも多々あります。

 またSteamWorkShopにModをアップすれば登録はとても簡単なのですが、他のゲームではエディタからModを直接アップロードすることが可能だったりする一方、rFactor2にはそのような機能は一切搭載されておらず、その方法も非常に煩雑でした。

 

 そこで、この記事では谷間鯖でも最近始めたばかりのWorkShop利用について、テンプレート化したファイルを使って割と簡単なアップロード方法をお伝えしようと…なんて思ってたら、説明をだいたい書き終えたところでStudio397からGUI形式で分かりやすくて誰でも簡単にModがアップできるファイルアップローダーの案内がリリースされ、用意したテンプレートはマタタクマーに要らない子になってしまいました…(;(ェ);)

 

 というわけで、改めてこの記事ではModアップローダーについて簡単にご説明したいと思います。この記事が、Mod配布に悩むModderさんや鯖管さんのお役に立てば幸いです。

 


用意するもの

 アップローダーと設定ファイルの3つをダウンロードします。

先にやっておくこと

  1. SteamWorkshopUploaderを解凍し、作業しやすい適当な場所に保存します。

  2. Config.jsonAPPID.txtをアップローダー内の同名ファイルに上書きします。

  3. アップローダーを起動する際は、先にSteamを起動しログインしておく必要があります。※ログインを忘れると下のようなエラーが出ます。

アップローダー操作

 最初の起動後はソフト製作者が用意した"Example"が表示されます。ここでは筆者がアップしたSTGT用Camaroを例にご紹介します。
  1. "Enger item name ..."に管理用のMod名(Camaro STGT)を入力してください。この名前はSteamには反映されません。

    1. 左下の[Create Item]を押すとリストにModが表示され、"WorkshopContent"フォルダには"Camaro STGT""Camaro STGT.json"ファイルが作成されます。この時点でWorkshopにはModページが作成されます。

    2. アップロードするMod(.rfcmp)を"Camaro STGT"フォルダにコピーしてください。

    3. 複数のrfcmpを一つのアイテムとしてアップする場合(チームパックなど)は、複数のrfcmpを同一フォルダにコピーしてください。

    4. ワークショップで表示したいプレビュー画像は"WorkshopContent"フォルダにコピーしておいてください。

  2. リストの[Camaro STGT]をクリックすると入力画面に切り替ります。 ここでは下記項目を入力することができます。※注:殆どの項目は後ほど説明するSteam Workshopでも入力できます。

    • Preview image filename
      ワークショップの画像ファイル名を拡張子まで入力します。画像サイズは1280x720を超えると認識しません。
      ※アップローダーのプレビュー画面は正方形にのみ対応しますが、解像度さえ正しければ画像が潰れていても問題ありません。

    • Title
      WorkShopで表示するMod名を記入します。日本語には対応しません。アップロード後もワークショップで編集できるので、そのままでも大丈夫です。

    • Description
      WorkShopで表示する説明文が記入できます。そのままでも大丈夫です。

    • Tags
      WorkShopでソートが可能になるタグを入力します。 Studio397が指定するタグ一覧はrFactor2のWorkShop右欄をご参照ください。Tagが無くても問題はありませんが、Workshopでの後編集はできません。

    • Visibility
      WorkShopでの公開設定です。公開設定は後でも変えられるので、最初はPrivateでアップするのがお勧めです。

      • Publlic:全体公開

      • Friends Only:Steamフレンドのみ公開

      • Private:非公開

    • Enter change note
      変更履歴です。バージョンナンバーなどを入力します。

アップロード

  1. 上記入力が完了したら、チェンジノートの右にある"Submit Camaro STGT"をクリックするとアップロードが始まります。

  2. Statusに"SUCCESS! Item submitted! :D :D :D"と表示されれば、アップロードは成功です。

Steam Workshop

  1. アップロード後、rF2のSteamWorkShopにある"あなたのワークショップファイル"を開くと、アップロードしたアイテムが表示されます。

  2. 「オーナーコントロール」欄では、タイトル説明文追加画像公開設定などが調整可能です。

  3. バージョンアップの際は新しいModファイルをMod名フォルダにコピーし、ここまでと同様のアップロード手順を行います。そ

注意点

  • このアップローダーはSteamを先に起動しないとエラー(Fatal Error)が発生します。
  • タイトルや説明文などのほとんどの項目はワークショップ内で後編集が可能です。
  • 説明欄などにURLを入力/変更すると、Steamのセキュリティチェックに2日ほどかかることがあります。その間はModが公開されないので要注意です。
  • アップローダー側の記入項目は、上(Title)から順番に書くと先に書いた項目が消えてしまうことがあります。下(Change note)から順番に書くと消えにくい傾向があります。
  • バージョンアップの際、アップローダーの題名や説明文はそのままでも大丈夫ですが、英語ページに書いてあることは上書きされてしまいます。内容の多い説明文を作成される場合はテキストエディタなどで文章を保存しておき、バージョンアップ後にワークショップ内で再編集されることをおすすめします。
  • Enter change note(バージョン)を記入しないと、アップロードが成功しないことが稀にあります。その際はnoteにバージョン名などを記入してみてください(後編集可)。
  • Modページのタイトル、説明文、バージョンなどは、英語と日本語は独立して編集が可能です。逆に言えばどちらかを編集しても片方はそのままとなります。
 

SteamCMDを利用したアップロード方法(供養)

 下記は既に必要のなくなってしまった、SteamCMDを使用したワークショップアップロード方法の書きかけ記事です。

 

 自作テンプレートも用意してだいぶ楽に作業できるようになっていたのですが、アップローダーの簡単さには到底敵いませんでした。供養のためにここに放置しておきます。

 

  • Steam CMD いつも我々が使用しているSteamクライアントのコマンドラインバージョンです。ダウンロード後、適当な場所にインストールしてください。

  • rfcmpファイル(Mod) Steamにアップするrfcmpファイル、いわゆる"Mod"です。

  • upload用テンプレート SteamCMDを操作するModname.bat、Steamにアップするファイル情報を記載するmetadata.vdf、Preview.jpg(例)を内包しています。

 

テンプレートの書換え

  • ダウンロードしたテンプレートは車両ごとに新規コピーして使用します。Modファイルが保存してある場所など、作業しやすい場所に保存しておきます。 ※他車両に使用したテンプレートを別車両で使用する時は、"publishedfield"の数値を必ず削除してから使用してください。そのままにしておくと、ワークショップアイテムが上書きされてしまいます。

  • 作成したMod(rfcmpファイル)を"Content"フォルダにコピーします。

  • Steamでトップに表示されるプレビュー画像(1280x720まで)を用意し、Preview.jpgファイルに上書きコピーします。

 

  • modname.batをテキストエディタで開き、下記の要領で書換を行います。

C:\steamcmd\steamcmd.exe +login [Steamログイン名] [ログインパスワード] +workshop_build_item [VDF保管場所]

 

  • metadata.vdfをテキストエディタで開き、下記の要領で書換行います。

"workshopitem" { "appid" "365960" ←rFactor2の固有番号なので触らない "publishedfileid" "" ←アップ時に自動入力されるので触らない
"contentfolder" "C:\steamupload\modname" ←Modのある場所
"previewfile" "C:\steamupload\modname\preview.jpg" ←プレビュー画像の場所(解像度は変えないこと)
"visibility" "2" ←公開設定、2=非公開にしておけば間違えても安心
"title" "Mod name" ←Modの名前
"description" "Workshop ni hyoujisareru setsumei" ←Modの説明文 "changenote" "Nanika tekitouna henkou" ←変更箇所 }

 

ファイルアップロード

  • ファイルの準備と書換えが完了したら、”Steamにログインしていない状態”でmodname.batファイルをダブルクリック、SteamCMDが起動します。

 

[SteamCMD画像]

  • batファイルに従ってアップロードが進み、"success"と表示されればアップロードは完了です。

 

[SteamWorkShop編集画面]

  • SteamWorkShopに自分のアイテムがアップされていますので、あとはそちらで情報の調整を行ってください。