Studio397より、既存ストックカー車両の兄弟車、"SC2018x"がリリースされました。この車両は、既に純正車両として存在するgen6"SC2018"と基本モデルは変わりませんが、出力が100Hp下がり挙動モデルも更新され、既存車種との差別化を図るためヘッドライト回りのビジュアルにも手が加わっています。
SC2018x Update Notes:
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650Hpエンジンを搭載(従来は750Hp)
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車体左側の重量増
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車体先端モデルを変更、テンプレートを新規作成
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新しいペイントスキーム
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サウンドアップデート(イン/アウトサイドのリミックス)
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ダーティエアロアップデート、より現実的なダウンフォースバランスに改善
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車体のスムージング問題を改善
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ダーティーエア内においてルーズ(オーバーステア)になっていた車体安定性を改善
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スーパースピードウェイ用ドラフトパッケージをアップデート
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ロードコース用デフォルトセッティングをアップデート
今回、新たにラインナップされたSC2018xは、車体のノーズの見た目が変更されており(左が2018、右が2018x)、フロントエンドは少しだけ現代風に近づけられたような気がします。また、エンジン出力が少し落とされたのも、現実のNASCARに寄せているのかもしれません(現実では550Hp以下)。
谷間鯖ではあまり扱うことのないSC2018シリーズですが、本場アメリカではrF1時代から多くのオリジナルリーグが開催されており、その規模はかなりのものとされています。従来、S397ではライセンス契約を重視する方針のため、レプリカ車両の挙動には殆ど手を加えてきませんでしたが、昨年のSC2018リリースと今回のアップデートは、そのような大規模マーケットからの要望に呼応したものと推測されます。
現在、S397はモータースポーツゲームスへの買収が進められています。今後、MSGがもつNASCARライセンスが使用できるようになれば、将来は正式なNASCARコンテンツが誕生することが予想され、今回のアプデはその試金石でもあるのかもしれません。