ニュースでも報道されていましたとおり、12月15日で、うどん県高松港と、宇野港を直通する航路がお休みになりました。
最初1910年に国鉄の宇高連絡船が開設された後、1956年から民間のフェリーも走り始めたと言う、109年続く長い歴史を持っている航路です。
個人的には、民間フェリーはあまり乗ったことが無いですが、国鉄の連絡船は、大学が関西だったので実家へ帰る時に利用していた思い出があります
ともあれ、無くなると聞いたら乗りに行きたくなるのは皆同じだと思いますので、私も最終日に高松から宇野まで片道乗ってまいりました。
橋の通行料金が安くなって、全盛期は24時間休みなく運航していましたが、今では昼間だけ5往復になり、いつもは人も車も少なかったのですが、最終日は車も人も沢山集まっていました。
17時5分に乗ろうとキップを買って乗り場へ行くと長い行列が・・・
それでも、船も大きいのでスイスイと乗り込むことができました。
船内の売店では名物うどんが、飛ぶように売れていました。
うどん好きな私も、一杯いただきました。甘い味付けの油揚げと冷凍うどんの組み合わせですが、船の中で食べるうどんは格別でしたね
灯台から見送る人たちに、船上からお別れの手を振っていました。
船内も満員状態で賑やかでした。
およそ1時間で対岸の宇野港へ到着しました。この折り返しが18時20分発で、こちらが宇野港発高松行きの最終便になるのでした。
宇野港発の最終便は、夜で景色が見えないこともあってか、車は少なく、人も自分が乗ってきた時よりも少ないようでした。
岸壁から沢山の人たちが見送っていて「ありがとう」「さようなら」と叫ぶ声も聞こえてきました。
宇野発最終便が高松へ行って、それが戻って来たら完全にお休みになるのですが、ホントの最終便になる高松発の模様はテレビやニュースでも放映されていましたが、車は少なく、人は多くという感じでした。
109年の歴史の終わりを、しっかりと目に焼き付けた1日でした。