原題：Doctor Strange in the Multiverse of Madness
監督 サム・ライミ
脚本 ジェイド・バートレット
キャスト
ドクター・ストレンジ - ベネディクト・カンバーバッチ
ワンダ/スカーレット・ｳｨｯﾁ - エリザベス・オルセン
ウォン - ベネディクト・ウォン
クリスティーン・パーマー - レイチェル・マクアダムス
アメリカ・チャベス - ソーチー・ゴメス
ﾊﾞﾛﾝ・ｶｰﾙ・ﾓﾙﾄﾞ/ - キウェテル・イジョフォー
ニコデマス・ウエスト - マイケル・スタールバーグ
ﾁｬｰﾙｽﾞ・ｴｸﾞｾﾞﾋﾞｱ/ﾌﾟﾛﾌｪｯｻｰX - パトリック・スチュワート
ﾍﾟｷﾞｰ・ｶｰﾀｰ/ｷｬﾌﾟﾃﾝ・ｶｰﾀｰ - ヘイリー・アトウェル
ﾏﾘｱ・ﾗﾝﾎﾞｰ/キャプテン・マーベル - ラシャーナ・リンチ
ﾘｰﾄﾞ・ﾘﾁｬｰｽﾞ/Mr・ﾌｧﾝﾀｽﾃｨｯｸ - ジョン・クラシンスキー
ﾌﾞﾗｯｶｶﾞｰ・ﾎﾞﾙﾀｺﾞﾝ/ブラックボルト - アンソン・マウント
クレア - シャーリーズ・セロン
予告編
感想
これも備忘録の方針に従い、出し遅れだが記事アップ。
「ドクター・ストレンジ」を5年前に観て、その後「アベンジャーズ」やら「スパイダーマン」にも彼がちょくちょく出ているので、多少惰性の感もあるが視聴。
話のコアになるのは、ワンダの歪んだ母性愛の暴走を巡る話だが、そもそもワンダってロボットのヴィジョンと恋愛関係になった超人。子供なんていたっけ？そこがモヤっとして映画観たもんだから、要は消化不良。
この映画をキチンと理解するには配信の「ワンダヴィジョン」を観る必要があるみたい。
これによるとワンダは、ヴィジョンとの普通の生活を行うために街を丸ごと意のままにし、子供らも魔法の力で作った様だ。
魔女アガサとの戦いの中で彼女の中のスカーレット・ウィッチが覚醒したという事（カナ？）
そういう状態のワンダの所にストレンジがノコノコ行って相談したから、彼女は強大なパワーを身に付けて他の世界の息子を意のままにしようとした・・・・
そこまで分かると先に進め易いが、そこからも「エージェント・オブ・シールド」「インヒューマンズ」（いずれもＴＶシリーズ）とかがボロボロ出て来てタイヘン。
皆さん理解してるなら「スゴい！」
ミッドクレジットでストレンジに声をかけるクレアってダレ？
これも調べた。原作コミックでストレンジのパートナーになる人だそうな。ＭＣＵは続くよどこまでも・・・・
しかしこの映像体験は観ごたえがあった。
フルムービーがある（多分数日で消えます・・・）
あらすじ
扉を開けるとガレキが浮遊する世界。
その先に一冊の書が台座に置かれている。
そこに飛び乗るストレンジ。その書が必要だが容易に近づけない。怪物も迫って来る。一緒に行動する少女。負傷したストレンジは少女からパワーを得ようとするが失敗。
そこで目覚めたストレンジ。身支度を整えてクリスティーンの結婚式に出るために家を出る。
教会に着くと友人のドクター・ウエストが5年前のサノス事件の事を聞いて来る。ストレンジは「あれしか方法がなかった」
愛したクリスティーンは他の男と結婚していた。
少し未練を話すが、彼女は「どうせ続かなかった」とつれない。
その時通りで大きな音。地下からタコの様な怪物が出現して、バスの中の少女を狙う。
それは夢に出て来た少女。マントを投げて、落ちる彼女をキャッチ。次いでストレンジも戦いに加わるが歯が立たない。
その時マスター・ウォンが現れて加勢し何とか怪物を撃退。
少女はアメリカ・チャベス。ストレンジが夢で見たと言うと、あれは夢ではなく別の宇宙（マルチバース）だと言った。
スパイダーマンの件でマルチバースを知っていたストレンジ。
別の次元のストレンジに誘拐されたと言うアメリカ。彼女は次元のポータル（入り口）を開く能力があるがまだ制御出来ず。恐怖がそのトリガーになるらしい。
最強の「ヴィシャンテイの書」を狙う者がいると言う彼女。
疑うストレンジに、証拠を見せると言ってビルの屋上に案内するアメリカ。そこには夢で見た別次元のディフェンダー・ストレンジの死体が。それを屋上のレンガに埋めるストレンジ。
ウォンはアメリカをカマー・タージ（修行寺）に匿い、ストレンジは心当りのある魔女に相談しに行く。
双子の息子と幸せそうに暮すワンダ。
だがそれは幻想で、実際はリンゴ園にひとり。
そこに訪れるストレンジ。
マルチバースとアメリカの話をして協力を仰ぐストレンジに、アメリカをここに連れて来れば私が守ると言うワンダ。
アメリカの名を出す前にそれを口にした事を訝るストレンジ。
スカーレットに変身するワンダ。
そこはリンゴ園でなく枯れ果てた世界。アメリカを狙っていたのはスカーレット。別の世界のワンダが二人の息子と幸せに暮らしているのを妬んでいた。
スカーレットがアメリカを狙っている事を知ったストレンジはカマー・タージに行き、ウォンと共に襲来に備える。
他のサンクタムからも加勢のマスターが参集。
黒い雲に紛れてスカーレットが来る。ストレンジの説得も受け付けない。攻撃に対して強い防御を行うマスター達。だがその中で心の弱さを持った者に付け込み、盾を突破するスカーレット。
アメリカを連れて逃げるストレンジとウォン。
スカーレットは禁断の書「ダークホールド」を使って別世界のワンダと息子を見せ、この世界に行けと脅し、アメリカから能力を吸い取ろうとする。それを防ぐストレンジ。
恐怖で開いた次元のポータルに吸い込まれるアメリカとストレンジ。
様々なマルチバースを移動する二人。
行き着いた先の世界で、ストレンジはスカーレットに対抗するため「ヴィシャンティの書」を探そうと考える。
街を歩くうちに思い出を再生する広告のエリアがあり、ストレンジが踏むとクリスティーンとのレストランデートの場面が。
アメリカが踏むと、彼女が母に花束をプレゼントした時ハチを見た恐怖でポータルが開き、吸い出されてしまった場面。
いつか再会できると励ますストレンジ。
博物館で、自身の銅像に「打倒 サノスに命を捧げた」とあるのを見て、この世界の自分が死んでいる事を知るストレンジ。
そこにバロン・モルドが出て来てハグをする。
モルドに事情を話し「ヴィシャンティの書」を見たいと言うと、この世界にそれはなく、対極にある「ダークホールド」があると言う。呪文「ドリームウォーク」で別次元の自分自身を操れる。
その後睡眠薬入りのお茶で眠らされるストレンジとアメリカ。
スカーレットはウォンを拘束しつつ、ストレンジの居る次元で「ダークホールド」を使ってワンダを操ろうとしていたが、弟子の抵抗に遭いその書が燃やされてしまう。呪文を教えろとウォンに詰め寄るスカーレットは彼でなく弟子を拷問。
あれは写本だと言うウォン。原本はワンダゴア山にある。
そこへ案内させるスカーレット。
目覚めたストレンジはガラス張りの部屋に捕えられていた。
アメリカも同様に隣りの部屋に居る。そこを仕切っているのはクリスティーン。この世界では科学者であり、彼らが別世界から来たことも承知している。モルドはストレンジをインフィニティーの審議にかけようとしていた（彼に対する不信）
ウォンに山の寺院まで案内させるスカーレット。寺院には石の怪物が番をしていたが跪いた。その先は玉座。彼女を待っていた。
イルミナティのメンバー（カーター、マーベル、Mr・ファンタスティック、ブラックボルト）の前に引き出されるストレンジ。
プロフェッサーＸが事情を説明する。
サノスを倒した事になっているこの世界のストレンジは、ドリームウォークをする事でインカージョンを引き起こし、この世界を危うくしたため、ブラックボルトの声の力で倒された。
人々を納得させる伝説のために銅像が作られた。
スカーレットに操られたワンダが博物館に侵入。イルミナティのメンバーが応戦に出る。だが、無敵状態のワンダに皆倒された。
ストレンジは残ったモルドを倒してアメリカを助けに向かう。
一方ワンダもアメリカの元へ。だがプロフェッサーＸがその行動を読んで妨害。時間稼ぎするもののプロフェッサーＸも倒れる。
アメリカを連れて逃げるクリスティーンと合流したストレンジは、彼女に「ヴィシャンティの書」を渡してくれる様頼む。
それの場所は地下。ワンダも追って来る。
扉のロックを解除し開けるとそこは次元の接合点（ギャップ・ジャンクション）浮かぶガレキに「ヴィシャンティの書」が置かれている（冒頭の夢のシーン）三人はジャンプする。
ワンダの攻撃が迫る。その恐怖でポータルが開き、ストレンジとクリスティーンが吸い込まれた。
残されたアメリカは元の世界に戻される。その後ワンダはスカーレットの呪術が解け、家に戻る。
次の世界に落ちたストレンジとクリスティーン。そこにいたストレンジ（シニスター）に「ダークホールド」を渡してくれと頼むと、代償を求めて戦いを仕掛けるシニスター（三つめの目が出現）音符を武器にして双方戦い、シニスターは倒された。
「ダークホールド」の力で、スカーレットがアメリカを確保した事を知るストレンジ。
クリスティーンの助言でドリームウォークを使おうとするが、その世界に自分自身がいないとダメ。
ビルのレンガに埋めたストレンジが活用される。
ゾンビ・ストレンジがポータルを開けて山に移動。
湧いて出る悪霊も利用した。
崖から落とされたものの、なんとか踏みとどまったウォンはゾンビ・ストレンジと共に守りの怪物を撃滅。
二人でスカーレットを封じ込めようとするが、パワーが足りない。アメリカからパワーを奪って使えと言うウォン。
だがそれは出来ない。
ゾンビ・ストレンジがアメリカを諭す。「自分を信じろ！」君はポータルを開くたびに正しい方向に飛ばしてくれた・・・・
やる気を起こすアメリカ。
ウォンの力も尽き、スカーレットが盛り返して来た。
アメリカがポータルを開いて異世界を見せる。
そこにはワンダの二人の息子がいた。魔女の姿を見て母親を呼ぶ子供たち。ワンダが子供を守る。息子たちの自分を見る視線にショックを受けるスカーレット。
ワンダが「私が（子供たちを）愛します」との言葉を聞いて気力を失うスカーレットは、自ら建物を破壊し、ダークホールドを閉じて下敷きとなった。
ドリームウォークから覚めたストレンジはクリスティーンに「全ての宇宙で君を愛している」と言った。
後日談
カマー・タージで修行を行うアメリカは寺院の修復も手伝っていた。そして彼女は「あなたの宇宙に落ちてよかった」と感謝し、ストレンジも同じく応えた。
ミッドクレジット
ニューヨークに戻ったストレンジに声をかけるクレア。そして剣で空間を切り裂いた。「インカージョンを修復しないと」の言葉に、額の三つめの目を開き、彼女と一緒に裂け目に入るストレンジ。