007/ゴールデンアイ 1995年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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原題:GoldenEye


監督      マーティン・キャンベル
脚本      ジェフリー・ケイン、ブルース・フィアスティン
原案      マイケル・フランス
原作      イアン・フレミング
主題歌    「GoldenEye」ティナ・ターナー

キャスト
ジェームズ・ボンド    ピアース・ブロスナン
ナターリア          イザベラ・スコルプコ
006/アレック        ショーン・ビーン
オナトップ           ファムケ・ヤンセン
ウルモフ将軍       ゴットフリード・ジョン
ボリス              アラン・カミング
M                ジュディ・デンチ
Q                 デスモンド・リュウェリン
マネーペニー      サマンサ・ボンド
ズコフスキー       ロビー・コルトレーン    
ジャック・ウェイド     ジョー・ドン・ベイカー
デミトリ・ミシュキン    チェッキー・カリョ

予告編


感想
そうか、前作の時にはまだソ連だったんだ・・・・
今作から007になったピアース・ブロスナン。前作のティモシー・ダルトンよりソフトでスマート。その分だけヌルいか。
オープニング早々、相棒の006が死んでしまう展開。そらー何かあると思うわな。
脱出用のピラタス・ターボポーターはヒコーキ好きには有名。スイス製だが山岳利用に好適なSTOL性能から選ばれたか。

無人で落下する機体に乗り込んでの回復は興奮した。
敵方の女 オナトップ(この命名、何とかならんか)は「X-MEN」のジーンのイメージしかなかったので、いかにも男狂いの演技(ボンドの顔を舐め回す)にはショックを受けた。
やっぱ俳優は役に徹するんやなぁ・・・・
事件に巻き込まれたナターリアの設定はなかなか良かった。ハラハラドキドキの演出。
この回からMが女性のジュディ・デンチになったのか。女好きのボンドを毛嫌いする雰囲気が面白い。でもダニクレボンドになってからはけっこう優しいお母さんキャラだけど。
秘密兵器ネタはボールペン型の爆弾と、ベルトのバックルに仕掛けたワイヤー。ボンドカーでの派手なアクションには及ばないが、まあいいか。
ショーン・ビーンの存在感が大きすぎて、ちょっと主役がカスんだかも・・・


あらすじ
ボンドと006/アレックが、チームでソ連にあるダムの底の神経ガス工場に潜入。

爆破工作の途中で見つかり、時限爆弾のタイマーを一部6分から3分に縮めるボンド。
アレックは軍のウルモフ大佐に射殺される。

その窮地から、早めに作動した爆弾によって脱したボンドはピラタス・ターボポーターを奪って脱出。


 

それから9年後、ソ連は崩壊したがロシアとの水面下での争いは続いている。
モナコでアストンマーチンDB5に乗るボンドは、赤いフェラーリの女性に仕掛けられてカーチェイスを繰り広げる。

その夜、モナコのカジノでその女がオナトップだと知るボンド。
後日開かれたフランス軍の最新鋭タイガー・ヘリのお披露目イベント。先のフェラーリ女オナトップはあのウルモフと共にヘリを強奪。彼らは国際犯罪組織「ヤヌス」のメンバー。

ヘリはロシアの宇宙兵器開発センターを襲撃し、軍事衛星を操る「ゴールデンアイ」の起動ディスクとキーを奪う。そのシステムを使って軍事衛星からそのセンターを攻撃。

 

だが皆殺しにされた筈のセンター職員の中で、プログラマーのナターリアが生き残っていた。


衛星からの生命反応で生存者がいると判明し、ボンドはMからの指令を受けてサンクトペテルブルクへ行く。Mは女癖の悪いボンドに警告。


サンクトペテルブルクでCIAエージェントのジャック・ウェイドと落ち合うボンド。


一方ナターリアは生存者のボリスに連絡を取り落ち合うが、一味のオナトップに捕まる。

夜、ホテルに侵入したオナトップと格闘になるボンドは、何とかヤヌスのリーダーとの面会に漕ぎ着ける。

 

だがそれはアレック。

彼がヤヌスの首領となっていた。コサック出身だった彼は両親をイギリスの裏切りにより失い、二重スパイとして M I 6 に所属していた。
タイガー・ヘリと共に殺されそうになったボンドとナターリアだが、辛くも脱出。
その後ロシア側に捕まるボンドとナターリア。ロシア幹部に真相を話そうとするボンドだが、そこに来た裏切り者のウルモフが幹部を抹殺。ナターリアが拉致される。

戦車でウルモフらを追うボンド。次々に潰される車。



そしてウルモフらは軍用列車に乗り込む。戦車でそれを追うボンドは列車に激突。残された列車からナターリアを救出する。
ナターリアの通信知識でヤヌスの拠点を知ったボンドは、キューバに向かう。
CIAのジャック・ウェイドが手配したセスナ機で、ゴールデンアイへの指令を可能にするパラボラアンテナを探すボンドとナターリアだが見つからず。
その時攻撃を受けセスナは墜落。次いでオナトップの攻撃。戦闘の末、オナトップは死ぬ。
アレックは湖の底の拠点からゴールデンアイの起動準備に入る。
湖の水が抜かれ、そこにパラボラアンテナが出現。目標はロンドン。

アレックの目的はロンドン銀行に不正アクセスをかけて金を引き出し、その証拠をゴールデンアイで消滅させること。

センターの職員だったボリスがそれに加担していた。


システムを理解していたナターリアが、そのプログラムを書き換える事に成功する。
だが、ボリスが早晩その書き換えを戻すのは必至。

ハードのアンテナを破壊するしかない。

アンテナの発信部を巡って争うボンドとアレック。激闘の末アレックが落ちる。救援のヘリに飛び乗るボンド。アレックは落下した発信部の下敷きとなって死ぬ。軍事衛星は大気圏に突入して消滅した。

ヘリに降ろされ、抱き合いキスするボンドとナターリア。

ジャックが戻って来た。二人きりだと思っていた草原は、合図すると潜んでいた海兵隊員が一斉に姿を現した。