レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ 2017 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

今年のワールド・チャンピオンが日本人初の室屋義秀に決定したニュースは、

TVでもやっていたが、このエアレースは数年前から注目していた。
考えてみれば、セナが生きていた頃は、会社があるというのに深夜放送でF1レースをガンガン見ていたが、彼が亡くなってからは何となくF1の観戦視聴から遠のいていた。
陸と空の違いはあるが、元々飛行機は大好きでありこの「空のF1」にグッと引き込まれた。


2015年から世界レースに千葉も組み入れられたため、日本でもこのレースが注目されるようになった。
室屋の挑戦はこれで6年目ぐらいか?
今年の室屋は2戦、3戦で優勝し、総合優勝圏内に入ったが、5戦が進入時速度超過で予選落ちとなり得点ゼロ。だがその後7戦で優勝したため、総合1位のションカと4ポイント差まで詰めた。

 

そして最終のインディアナポリス戦(10/15)が最後のステージ(10/22にNHK-BSで放送)。
この日はかなりの強風で、パイロンカット者が続出する悪コンディションの中、Round of 14で年間2位の室屋と1位のションカが直接対決。室屋がインコレクトレベルで2秒加算となったものの、ションカがパイロンカットで3秒加算となり敗退。
だがションカは敗者の中で最速タイムだったため、Final 4に進出。

 

Final 4では室屋が先頭スタートで、1分3秒台の素晴らしいタイムで後続にプレッシャーをかける。第二、第三と1分5秒台を出して、最終がションカ。ミスはなかったものの、1分7秒台で4位となり、室屋の逆転優勝となった。

 

 


室屋機

 

 

 


最終成績


エアレース基本ルール抜粋

・機体のエンジンとプロペラは同一のものの使用が義務付けられる

 

スタートゲート
 201ノット未満で通過が基本
 201ノット以上 ペナルティー 1秒
 202ノット以上        失格

 

エアゲート通過時は主翼を水平に
斜め進入で10°の角度を超えて通過すると2秒のペナルティー
進行方向にも水平に入らなくてはならない(ゲートをパイロットの頭が通過するまで)。これらを総称して「インコレクトレベル」

 

ターン時10Gを超えると失格

 

ゲート通過時に機体が接触すると3秒のペナルティー

 

予選 

Round of 14
2機づつペアで対戦。この中の上位7名と敗者の中の最上位を加えた8名で Round of 8へ進む

 

Round of 8
2機づつペアで対戦。この中の上位4名で決勝を行う。ペアは予選タイムの1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位

、という組み方。

 

Final 4
決勝 4名での対戦。対戦方式ではなく、タイムトライアルによる順位付け。