スナックJUJU アリーナツアー2017  6/1開催(名古屋) | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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アルバム「スナックJUJU」ダイジェスト

 

 

「ジュジュ苑スペシャル- スナックJUJU アリーナツアー 2017」 と銘打って現在コンサート活動中のJUJU。
一応、年1回はコンサートかミュージカルに行こうという「家庭内福利厚生」の一環として3月上旬にチケット購入。アリーナ席は取れずスタンド席だったが左側の下の方で、距離的にはかなりいい席。

 

さて当日。開場17:30に向けて、ほぼその時刻に日本ガイシホールに着いたが、地下の売店で軽くうどんを。
その後会場入り。全体にモヤがかかってあまりスッキリしない(理由は後で判明)。
開演の18:30になっても客がゾロゾロと入り続けて開演出来ない。一時間も前から開場してんだから時間守れよ!と言いたいところだが、会社休めない人はどうしても、やむを得ないか。

 

やや遅れてアナウンスが始まる。マスターの「山本」さんによるJUJUママの紹介。そしてJUJUママ登場。
黒いドレスの前がミニになっていて、歩くと脚がチラチラ見える。
ステージが明るくなるとモヤの印象は消え、スポットライトの光跡をハッキリさせるためのモヤだったと理解。

 

「ああ無情」「六本木心中」「飾りじゃないのよ涙は」の3曲を続けて歌った後にMC。自分が子供の頃は、よく親に連れられてスナックに行ったとか。
舞台の左右に大きなディスプレイがあって、JUJUのアップと曲の歌詞が出るので、カラオケスナックのノリで一緒に歌ってもオッケーとの事。
さすがMCはうまい。ただ、笑い声の下品さは地なのか演出なのか・・・

 

スナックと言えば昭和歌謡、という事で「シルエット・ロマンス」「二人でお酒を」。
そして景気良く「真夏の世の夢」。この時にステージ上にボワッ!と炎が出てびっくり。ガス量を厳密にコントロールして、途中で消滅する様にはなっているが、輻射熱が自分の頬にまで感じられ、やはり万一の事を考えた場合には避けるべき演出だろう。

 

歌が終わってから、松任谷由実についてのリスペクト。小さい頃から彼女の歌で育って来た。
次の曲は「影になって」。曲名が思い出せず、帰ってから歌詞の中の「ネガ」を見つけてこの曲と特定。

次は来生姉弟の「GOODBYE DAY」。これにはちょっとウルっと来た。次の「駅」にもけっこう動かされたが、この曲はパクりで作られたもの(詳しくはこちら)。

 

次いでMC。次は愛知県にゆかりのある人の歌を唄います、と言い「名古屋と言えば~?」と客席にマイクを向けると「手羽先~~」でずっこけ。そんなやりとりで次に出たのが「マツケン」。え?愛知出身だったっけと思ったが、後で調べ

たら豊橋市の出身。次回はマツケンサンバやりますわ、だって。

 

そんなこんなで愛知出身の歌手は「八神純子」。曲は「みずいろの雨」。ずいぶん久しぶりに聴いて新鮮だった。ちなみに昨日はあみんの「待つわ」だったとのこと。

 

続いて、スナックの定番といえば~?と再びマイクを客席に。そうしたらいきなり「デュエット~~」と正解が出てしまい、JUJU絶句。「すぐ終わっちゃうじゃん」とかぶつぶつ言いながらコーラスの女性とのかけあいでちょっと時間を稼ぎ、正解は「デュエットでーす」。
そしてお客さんと歌うと言って「唄いたい人~」と誘うと、挙手する人がちらほら。それらの人を立たせてジャンケン。

JUJUの出す手に負けたら座るという事。時間かかるからトイレタイムの人は行ってもいいよ、と言うと、思いのほか多くの人が動いてJUJUもびっくり。
10回足らずで最後の一人まで決まって、その女性を係員が確保し、いったんJUJUの持ち歌のメドレーに入る。

メドレーは「ラストシーン~この夜を止めてよ~ナツノハナ~やさしさで溢れるように」。

 

デュエット曲は「ロンリーチャップリン」。登場した女性は愛知から来た「みっちゃん」。だが話を聞いてみると「ロンリーチャップリン♪」という所しか歌えない。前代未聞ダ、とJUJUびっくり。彼女の言うには決戦で負けた人に他を唄ってほしいとか。そこで急きょその人をステージへ。少し大柄でメガネをかけた「みどり」さん(愛知)。
歌が始まると、このみどりさんがなかなかウマい。
そんなこんなでデュエットタイムが終了。

 

次は明菜の「DESIRE」。けっこうリキ入っていて、例の炎の演出も全開。
最後の曲としてはちあきなおみの「喝采」。

そしてJUJUママは深々とおじぎをして退場。バンドマンも退席。客席から拍手。

 

今までのコンサートの例だと、2~3分もすれば一定のリズムになって「アンコール!」の流れになって行く筈だったが、今日はいつまで経ってもその兆候は出ず、延々と普通の拍手が続いた。

 

5分以上拍手が続いてからマスターの声で「ママの出番は終わったのですが、JUJUさんが来てくれたようです」。

 

そしてレインボーカラーのミニワンピースを着たJUJUが登場。
メドレーで「PLAYBACK」「Believe believe」「What You Want 」

最後に演奏者たちの紹介を行って、皆をステージの前一列に並べ、手をつないで一斉におじぎ。
演奏者たちを去らせ、最後に残ったJUJUが少し話をしてからステージの左、中央、右に移動して手を振りステージ下手に去って行った。

 


感想
アリーナ席はほぼ満席、スタンド席も多分9割近くは埋まっており、さすがの集客力。
「スナックJUJU」という趣向はほぼ成功と言えるだろう。彼女自身、不遇の時代を経験しているからこそ、MCやっても堂々としていて、精神面の余裕がある。
その分リラックスしすぎてプロらしくない、ともいえる。ステージをスナックに見立てて楽しむという事と、プロの歌手の技を堪能するという事は、両立し難いということかも。

 

開演前にジャンジャン流されていた彼女の「Summertime」や「Take 5」などのJazzナンバーは一曲もやらず、やっぱ「昭和のスナック」でした。

 

 

セットリストまとめ

 

あゝ無情

六本木心中

飾りじゃないのよ涙は

シルエット・ロマンス

二人でお酒を

真夏の夜の夢

影になって

GOODBYE DAY

恋におちて

みずいろの雨

メドレー (ラストシーン~この夜を止めてよ~ナツノハナ~やさしさで溢れるように)

ロンリーチャップリン

DESIRE -情熱-

喝采


アンコール:

PLAYBACK

Believe believe

What You Want