クローズアップ現代 “小さな泡”が世界を変える!? 10/6放送 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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“小さな泡”が世界を変える!?~日本発・技術革命は成功するか~

 

関連情報
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3712.html
http://www.nhk.or.jp/keizai/frontline/20151003.html

 

ウルトラファインバブル。
広島 尾道。養魚場。バブル水で魚を育てる。トラフグ。14ケ月で出荷可能(通常は24ケ月)。ウマズラハギは1.5倍になる。

 

作る仕組み。
装置内を循環する水に酸素を入れる。金属プレート20枚重ねた容器(通路が屈曲)。循環を繰り返すうちに泡が微細化。通常の水の5倍の酸素を取り込む。
なぜ酸素が増えるか。レーザー顕微鏡による観察。泡が水中に留まる(普通は上昇)。泡のサイズが/1000mm以下になると浮力が減少→周りの水の力で浮かなくなる。

 

鮮魚市場。水揚げした魚を窒素を入れたバブル水に浸けると鮮度を保つ。サバを4日間冷蔵保存。通常は崩れるが、バブル水に浸けたものは鮮度を保っている。窒素バブル水には酸素が少ないため、表面に酸素が少なくなるので菌が減る。

 

西日本高速道路のトイレ。空気を入れたバブル水で清掃。泡が汚れの隙間に入り弾ける事で汚れが落ちる。洗剤を使わないので環境に優しい。

 

オゾンバブル水に足を浸ける。糖尿病患者の傷治療。通常は患部に薬が届き難い。オゾンバブルが傷に入り込む。ウィルスにも効果がある(エボラウィルスに対する効果も検証中)。

日本の強み。微細アワを作る、測る、用途開発の技術。世界の最先端を走っている。今では1/10000も作れる(数は1cc中10億個)。

 

成功のきっかけ→最初はカキの養殖。1/10バブルで効果があった。それで気泡を細かくする方向性を考えた。
高知生姜の栽培に利用→根が太く大きく育つ。
中小企業が努力している(西日本に多い)。

 

今後測定器が重要になる→開発した。
測定する事により最適化も出来る。用途によってバブル径をチョイス。信頼性の構築が重要。

 

悩ましい問題。市販ドリンクで美容、健康を謳っているが、まだ判っていない。それらを分析器にかけると、バブルはほとんどない(ただの水)。

消費者を騙している。
世界市場が広がる前に叩かれる。

現在国際規格にする様ISOに提案している。バブル径で3ランク、密度で3ランクの9ランクに分ける。認証マークも検討。

 

難色示す国→韓国。日本の独走を心配。
日本の戦略が中心になる。日本独自の規格を提案。
国内でやるべき事→農業、食品等での成果公開。沢山の失敗もある。情報の共有化がスピードアップのカギ(一堂に結集させる)。オールジャパンで進む。

 

感想
マイクロバブルは、洗浄に使う話しか知らなかった。酸素を取り込む量が増える事で新陳代謝を高めるのかな?
確かに、中途半端に商売を始めるヤカラが、せっかくの技術を台無しにする事はよくある話。日本の先進性を確保しながらイニシアチブを取ってもらいたいものだ。