監督:森田芳光
キャスト
久木祥一郎 :役所広司
松原凛子 :黒木瞳
衣川和記 :寺尾聰
松原晴彦 :柴俊夫
久木文枝 :星野知子
知佳 :木村佳乃
水口吾郎 :平泉成
水口雅代 :速水典子
三浦節子 :岩崎加根子
小畑常務 :中村敦夫
予告編
感想
官能小説で有名な渡辺淳一の小説を元にして作られた映画。
小説は話題を集めて300万部超だったらしい。
映画も興行収入23億とこれまた邦画としては大ヒット。
しかし、身持ちの堅い人妻が不倫に落ちて行くプロセスとしてはちょっと安易ダナーという印象。
人妻がこんなに簡単に落ちていいのかな?また男の方も、不倫に対する罪悪感があまりにも乏しい。
なーんて言ったところでこれはフィクション。日頃の願望を具現化させるという点で、多くに支持されたのだろう。
それにしても黒木瞳のバストは、やや小ぶりながら十分堪能出来た。
画面の流れでチラ見の状態では顔も映って「本人」確認出来たが、モロに揉みしだかれる場面では首から下しか写さない。
この期に及んで替え玉使う意味ないだろうに(あの乳ホンモノ?)
しかし死後硬直で合体したままになる、と言うのはウソ。
元々死後硬直は死亡してから数時間経って徐々に起きる現象であり、男が死んだら、例のモノはすぐに萎えてしまって抜ける筈。
挿入したまま抜けなくなるのは女性の側で膣けいれんを起こした時・・・・というのも単なる都市伝説らしい。
とりあえずひと安心(って、そんなチャンスはもうないか・・・・・)。
映画の後にTVドラマでも放映。この時は古谷一行と川島なおみのカップルだったが、古谷がギトギトしすぎて見るに耐えなかった。
やっぱ役所の方がイイわ。
オマケ
もうひとつ都市伝説で、濡れ場シーン中、黒木瞳が役所にビンタを張る場面がある。絶頂時の喜びを現す演技として高評価されていた様だが、実は撮影の最中に役所が本当にイチモツを入れようとしたのを拒否するために黒木がやったという話がある様だ。
直前に役所の手が下に行こうとしてるから、そう言われてみると、そんな気もするが・・・・・
あらすじ
中堅の出版社に勤める久木祥一郎。編集長としてバリバリ活躍していたが、仕事上の問題から資料室の閑職へと追いやられた。
そんな頃、元同僚で現在カルチャーセンターに勤める衣川のツテから、そこで書道講師をしている松原凛子を知る。
最初は美術館での出会い。出る時に雨に降られているところへ久木が傘を差し出したのがきっかけ。
凛子は衣川から「楷書の君」と言われるほど身辺がキチンとしていたが、久木の恋の訴えを受け入れ、肉体関係を持つ。
逢瀬を繰り返すうちに凜子の方が性の喜びに溺れて行った。
ある時、凜子の父親が亡くなり、久木の方から連絡が取れない事態が起きた。何とか連絡が付いた時、無謀にも久木が「逢いたい」と訴える。最初は断るが、結局逢ってしまう凜子。
そんな関係に罪悪感を持ちながら、どんどん深みに入る二人。
久木の後任として編集長をしていた水口。仕事上の口実から子会社への移動を余儀なくされ、その後数ケ月してガンのため死亡。
死ぬ前に、久木の様に好きな事をやっておけば良かったと言い残す。
凜子の夫、晴彦はそんな妻の異常を見抜き、興信所の調査により妻の不貞を知る。晴彦らに子供は居なかった。
一方久木の妻文枝は、知ってはいるものの静観していた。だが、ある日宿泊出張の帰りだと言う久木に、きっぱりと別れる事を宣言した。
久木には娘 知佳がおり、病院に勤めていた。
それでも久木と凜子はその生活を変えることはなく、都内にマンションを借りて逢引きをする様になった。
出版社に、久木の不倫を告発する文書が送られて来た。
晴彦が行ったものだった。関連会社へ左遷させられる久木。
だが、それでも二人の関係は続き、久木は妻とも離婚した。
凜子もまた、夫と母から逃げ出し、久木の元に走った。
交わいの瞬間に絶命すると、死後硬直で合体したままになるという話を医学関係者から聞いて来る久木。
雪の積もる温泉宿で一夜を過ごす二人。
料理は思い出の、鴨とクレソンの鍋。
青酸カリの入ったワインを互いに飲んで、交わりの最中に死ぬ二人。