金環食ラプソディー | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

2012年5月21日 7時26分。


当地で見られるのは932年ぶりとか(何と!)。
天気予報ではその時間帯は「くもり」。1週間前から言われていたから、これはもう諦めかな?と思いながらもラジオの宣伝で「日食グラスあります。セブンイレブン」などといわれるとやはり気になり、コピーのついでにモノを確認したら\1500近い。


それはあほらしい、と家に帰ってから長く保管していたネガフィルムの箱を引っ張り出す。
ネガの始めの方は感光して黒くなっているため、ここを切り離して集めます。
ただ、1枚だけだと蛍光灯も見えてしまうためNG。トライ&エラーの結果、3~4枚重ねで行けると判断。
本体は不要になった紙ファイルを利用。

四角い穴を2ケ開けてフィルム4枚をテープ止め。


そして当日。一応晴れ間が出ており、早めの食事の後早速観察。6時ではまだ欠けていません。時々チェックを入れて6時30分頃から右上の辺りから欠け始めました。
ただ、時々雲がかかり、そうなるとフィルタが濃すぎて全く見えません。

「こりゃ、曇りだからアカンわ」と見切りをつけて車に乗り込みます。相変わらず曇りの状態は続きます。
そして金環食になる数分前。通勤途中にある映画館の駐車場に差し掛かった時、決心してクルマを止め観察開始。曇りなので全く見えません。
「そんならフィルタを減らそう」4枚重ねのフィルムを2枚はがして見ると、雲が流れる向こうにハッキリと金環食寸前の太陽が。


そのうち雲が晴れて、最初の4枚重ねの方で観察継続(片目状態ですが)。そして遂にリング状に。

リングの期間はおよそ5分間ぐらいだったでしょうか。
輪が切れたところで観測を終了して一路会社へ。


出社は30分遅れでしたが、フレックスだから「ま、いいか」。
でも会社の大多数の人は淡々と業務をこなしており、金環食の話など持ち出すフンイキではありません。
天空にロマンを感じる人は少ないのネ・・・・



自作の日食メガネ(片方はがしてちょっとズレてますが)


You Can Fly