「スクラッチ」クルセイダーズ | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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scratch

 

SCRATCH   1974年     ブルー・サム

 

    ds:スティックス・フーパー

  key:ジョー・サンプル
    ts:ウィルトン・フェルダー

    tb:ウェイン・ヘンダースン
   g:ラリー・カールトン、デヴィッド・T.ウォーカー
   b:マックス・ベネット

 SIDE A 1. SCRATCH      2. ELEANOR RIGBY
 SIDE B 1. HARD TIMES 2. SO FAR AWAY
      3. WAY BACK HOME

 

初のライブ・アルバム。リラックスして、文句なしの出来。ライブでも全く遜色ない演奏が出来るのは、その技量がいかに優れているかの証拠。またそこにアドリブのアイデアも盛り込み、ステキな一枚になっている。
標題の「スクラッチ」、オープニングにふさわしく、軽快に流れる。聴衆とのコンタクトも小気味よい。2曲目はビートルズナンバー。

だが中身は全く違う。まさにクルセイダーズのインナー・ワールド。最後に聞き慣れたメロディーで引き戻される。


B面はもう、いう事なし。「ハード・タイムス」はジョー・サンプルの導入からウィルトン・フェルダーへ。そしてウェイン・ヘンダースンがサポート。

何故か昔を思い出す。
「ソー・ファー・アウェイ」。原曲はキャロル・キングだが、今ではこちらの方が馴染み深い。なかでも、ノンブレスで吹き続けるtsとtbに、最初は茶化していた観客も拍手、でも止めない。途中で笑い出す。まだ続く。さらに拍手、まだ続く。

結局ノンブレス演奏はなんと1分3秒!。


最後の「ウェイ・バック・ホーム」のメロディーに乗せて、ウェイン・ヘンダースンがメンバー紹介。観客の拍手と共に盛り上がっていく。そして「ウェイ・バック・ホーム」のエンディング。泣かせる一枚。