「黄金の銃を持つ男」
イアンフレミング
フレミングの著作のうち、007ものは14作くらい出ています。かつて数年前、1冊づつ読み返していたのですが、途中で止めていました。これも読見返していなかった1つ。
前回の印象では、ラストシーンで格闘するということくらいで、内容は忘れています。もちろん映画とは全く違う話です。
ボンドは殺し屋を抹殺するために派遣される。しかしその殺し屋はどこにいるかすらつかめていない。
やっと彼の居所をつきとめると、ボンドは別人になりすまし彼の手下として働くふりをする。殺す機会を待つ、という感じの話。
これは作者フレミングの死後発表された作品ですが、あまり冒険性がないように感じます。
それにボンドがスカラマンガの手下になるのが気に入らない。物語に動きがない。
またボンドを諜報員として描くのではなく、殺し屋を殺す仕事というのもいただけない。
個人的には007シリーズで最も面白いのは「ドクターノオ」かなと思います。冒険味があり、漫画みたいだから。
007を日本に紹介したのは作家の都筑道夫。当時はミステリマガジンの編集長で、なんとか日本で出版しようとしていたのです。
そこで井上一夫に翻訳を依頼。井上一夫はこの本を知っていて、以前から翻訳の話は他からあったのだけれどタイミングで訳すことができず、都筑道夫から依頼があった時は運命的に回ってきたと感じたようです。
この翻訳、未だに改訳されていません。
そろそろ現代翻訳家によって訳し直されてもいいのではと思います。
かつては普通の言葉だったのだけれど、現代では放送禁止用語となっているものが直されていたりします。
(日本人はある種のドラマの吹き替えなども部分的に変えたりしている)
私はいいじゃないかと思うけれど、興味深いとは思います。
そんなに神経質になるべきことではなく、もっと寛容になるべきであると私は思いますがね。
都筑道夫は007を「大人の紙芝居」と評していましたが、つまり、これは純然たる娯楽であり、シリアスな情報歴史物語ではないのです。映画ほどばかばかしくはないけれど、娯楽冒険ものとして書かれています。
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