2024年読書評12 ルドルフと不思議  | 預言者のコラム2

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俗言ではなく、預言者の視点から哲学、
人生、宇宙、宗教、
時事問題などを語って行きます。

 


「ルドルフともだちひとりだち」
斉藤洋
再読。シリーズ二作目。現在これは5作まで出ていると記憶しています。
私が気に入っているのは物語はさることながら、絵がいい。この人は杉浦という人で私が子供だった頃の童話にも描いていた人で、随分長く活躍しています。そして非常に味のあるイラストを描きます。
そういう意味でこの作品は恵まれているわけです。

見ていないけれどこれはCGアニメ化され、私は絵を見ただけで拒絶、というくらい絵面は酷かった。

因果というものがあって、
かつて王様だったけれどやり過ぎたものは衰退しています
テレビ・・・業界人は世間を操っていると奢っていた。~ネット動画にその座を奪われつつある
ツイッター・・・誹謗中傷が多発し、衰退~他のメディア=スレッズなどがが変わっているのかは不明
ヤフオク・・・独り勝ちだったが、メルカリが出てきた
映画・・・特に洋画。かつての日本では娯楽の王様は映画。特に洋画。しかし白人たちの横暴が目立ち衰退。
今、おごっている人、業界はいずれ衰退するでしょう。
だから人はおごってはならないのです。

この本、そして作者も天からおごりを戒められていると私は思います。
この作者、私は好きですが、やりすぎという感じ。作品数が多すぎで、おごりが感じられます。
作品は好きですが・・・。

肝心のこの本ですが、
この作品に関しては、ルドルフの境遇がかわいそうで、そういう意味で共感できません。
りえちゃんの元に帰らせてもらいたいと思います。
でも本としては面白いです。




「モノクロームの不思議」
斉藤洋
不思議な美少女とおじさんが日常の不思議に出会う物語。

1話目で「口裂け女」の話が出てきて、マスクについて言及されています。この本が出たのは2019年。コロナが始まったのは2020年。この作者はやはり霊感があるのでしょう。
あと面白かったのはこの「おじさん」は昼食を摂らないというのですが、私も似たような習慣をしているので興味深いと思いました。そして「社会常識」について、世の人たちはいかほど知っているのか、・・・自身も(このおじさんのこと)どれくらい身についているか疑問だという。そう、人間なんて大人になっても、権威者でも、そんなに成長していないのではないか、所詮人間なんてそんなもの、そんな風に感じました。

お話は少女と出会うと不思議な体験をするおじさんの話ですが、ふわっとしていて悪くない小説となっていると思います。
シリーズに「みずいろ」と「オレンジ」があります。



「6+1の不思議」
斉藤洋
てっきり「不思議」シリーズかと思いきや、出版社が違う。オリジナルはハリーポッターで有名な静山社だけれど、こちらは講談社。よって、不思議少女とおじさんの話ではない。でも表紙もタイトルも似ている。というかそっくり。
さくらももこのエッセーが出版社を超え、似たデザインで統一されていたけれど、それに似ている。

さて、本書は
作者の幼馴染の同窓会のようなものがあり、不思議話を持ち込む、それを作者に本にしてもらおうというもの。
語り部はそれぞれ当時子どもだった人たち、
という態。

私はこの設定は全て作者の創作だと思います。
話はいわば、怪談。この本の巻末にこの著者の怪談本がたくさん載っていました。
少女が出て来る方の「不思議」では少女がおじさん=著者の本を全部読んだというシーンがあったり、

私としては、この作者の自負というかうぬぼれが感じられ、あまり好感は持てない感じです。

というのも私はいつも言っているのですが、1つの仕事で成功している人はその仕事で基本満足するべきだし、
この人は大学教授という地位があるのだからもうそれでいいだろうと。
本を出すのもいいが、やりすぎ感があります。

という反感もあってか、この本自体はそんなに面白く感じられませんでした。



 

 


ココナラ
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