仏教の経典紹介 | 預言者のコラム2

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俗言ではなく、預言者の視点から哲学、
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仏教の経典はいかに解読するべきものか。実は私はその一部は解読しました。ただ読んで注釈を付けられるという意味ではありません。スピリチュアルな観点から裏読み出来るということなのです。
 

しかし当初は、適切な文書はないものかと摸索したのですが、いわゆる「大蔵経」は漢語的過ぎるし、現代語訳したものも、仏教用語を多用してパーリ語直訳という感じがしないのです。


そこで邪道だけれど、パーリ語を英語訳したものから解読してみました。その結果はまだお見せできませんが、イギリス人は妙な仏教用語にかぶれていませんし、むしろ、素直で助かりました。

ところで、皆さんに簡単に仏教の経典の構造をご説明します。
(ただ、私は誰にもできないような「解読」はできますが、仏教研究という俗社会の研究者ではないので間違っている部分があった場合はご了承ください~ゴータマさん自身とその教えは知っているが、後の人々が作った仏教というものにはあまり詳しくないということだ)

まず、仏教の経典は現在では二種類あります。「古代仏教」と「大乗仏典」という風に。興りはインド。ブッダ=ゴータマさんの教えをまとめ流布しようとしたのが始まりです。

 

最初に編まれたのが「律蔵」。次に「経蔵」。最後にこの二篇の注釈書として「論蔵」が編まれました。これを今では「三蔵」と呼ぶのです。
日本では「大蔵経」と呼ばれています。

その後、1000年くらいしてでしょうか、大蔵経の意味がお坊さんたちにすら分からなくなってきます。そこでインドの北、チベットで改めて編まれることになります。

 

彼らは古代仏教は「少しの人しか乗れない舟」として「小乗」と呼び、自分たちの編んだものを「大乗」と呼び、今でもこれらは「大乗仏教」と呼ばれているわけです。
 

そしてそれがお隣の中国に伝わり、漢語化され、それが日本にそのまま漢語のまま入り、現代のようなお坊さんが唱える訳のわからない念仏になってしまっているのです。
 

私は念仏そのものには力があると思うし、その中には真理が練り込まれているとは思うのですが、教えとしての実用性を持たせるためには個々のお坊さんがその意味するところをくみ取り、大衆に教え、自ら善を行なわねばならないと思うのです。
 

(今の日本でポピュラーな経もここから来ている。「般若心経」も「観音経」も。おそらくお坊さんがよく読んでいるのが観音経。)

しかしオリジナルは「大蔵経」にあるのです。

これは北のチベットに対して南にあるから「南伝」と呼ばれることもあります。そこでこの、南伝大蔵経を解説します。
 

論蔵は、律蔵、経蔵の解説書であるため、ここでは除外します。
私が勧めるのは、大蔵経の内、律蔵と経蔵 これを読むことが仏教を学ぶことであると思います。

律蔵の構成は
1経分別(スッタ・ヴィバンガ)
2けん度部(カンダカ)
 ・大品(マハー・ヴァッガ)
 ・小品( チュッラ・ヴァッガ)
3附随( パリヴァーラ) 
から成る。

経蔵の構成は五つより成る
1長部(ディーガ・ニカーヤ)
2中部(マッジマ・ニカーヤ)
3相応部(サンユッタ・ニカーヤ) 
4増支部(アングッタラ・ニカーヤ)
5小部(クッダカ・ニカーヤ)…この中に「スッタニパータ」、「ダンマパダ」~この内に法句経が含まれる
~、「ジャータカ」などがある)

仏典は非常に込み入っていて、どこから手をつけたら良いか分からないものです。手当り次第に読んでも良いのだが、どこが重要で、どこが重要でないか判別できないでしょう。

しかし飽くまで私見であるが、私が重要視するのは「律蔵」の方。
 

その中でも「けん度部」の「大品」が最も興味深いものと見ます。中でも24章までがブッダの諸行が描かれていて、注目に値する部分です。

「南伝大蔵経 第3巻 律蔵 3」
他にも岩波などに平易訳されたものがあるかもしれない。「ブッダの生涯(梶山編)」という書物も読みやすい。

 

しかし、これらはベーシックなものとして書店に常備されているものではないのです。つまり現代語訳されたものは散見するのですが、一冊にまとめられた決定版、パーリ語直訳で原意を損なうものではなく、仏教用語で煙にまくようなものでもなく、現代語訳されたものが出版されるべきだと、私は思います。
「律蔵」「経蔵」必要なら「論蔵」という風に。
 

ちなみに「大乗仏典」は出ています。
現在「聖書」は手に入り易い、「コーラン」もないことはない。

P.S,
どうやら最近、これらのシリーズを出す動きがあるようだ。

 

 

 

 

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