夏への扉 人間は冷凍保存して蘇るのか | 預言者のコラム2

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『遺体冷凍保存の願いかなう がんで死去の英少女 2016/11/19 07:18共同通信社

治療困難ながんを患い死去した英国の少女(14)の遺体が、生前の希望通り冷凍保存された。父に反対されていたが、将来の治療の可能性を信じ、自ら起こした裁判で認められた。BBC放送などが18日報じた。
英紙によると、これまで世界で約350人の遺体が冷凍保存されているが、訴訟に至ったケースは異例。遺体の保存費用は推定3万7000ポンド(約500万円)という。
少女は死去数カ月前に遺体の冷凍保存についてインターネットで知り、両親に提案。父が反対したため、理解を示す母に遺体の扱いの決定権があるとして9月にロンドンの高等法院に提訴した。』

 

 

「夏への扉」という小説をご存じですか。主人公が冷凍保存され、未来にタイムスリップする話です。

SFファンの間では有名なものですので知っている方も多いかもしれません。

 

ストーリーとしては面白いのですが、私は読んだ時、あまり快くありませんでした。

そもそも人間を冷凍保存して未来に目が覚めるということがあるのか? ということです。

 

私の考えでは、冷凍保存された時点で死んでいるのではないか、というものです。

つまり、死体は蘇らないということです。

 

キリストが亡くなった人を蘇らせたのは、その霊がまだ地上にいたからであり、

数十年、数百年、数千年経つと人の魂は肉体を離れ、霊界に上ってしまい、既に転生の態勢に入るか、既に幾度も転生しているかもしれず、

すると、かつて入っていた肉体に帰るということはありえないということになるのです。

 

数千年経って、霊が元の肉体に入ることは絶対にないとは言えませんが、その時点で霊は他のもっと完全な肉体に入ることを望むのではないでしょうか。

 

以上のような、肉体を冷凍保存して、未来に目覚めるという思想は、転生を知らない人々が、「人間は肉体だ」という決めつけから来ていると言っていいでしょう。

 

そして、それをビジネスにしている会社は、不当に人間の死体を預かるというだけで儲けているのです。

 

ただし、上記のようなケースの場合は、患者に生き返る希望を持たせるという意味では有効なのかな、という気もしないでもありませんが。

 

 


 

 

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