気まぐれ聖書講義18 使徒行伝 | 預言者のコラム2

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俗言ではなく、預言者の視点から哲学、
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新約聖書の福音書の後にあるのが「使徒行伝」。これは聖書の版によって呼び名が違います。「使徒たちの働き」とか「使徒言行録」とか様々に呼ばれています。

内容は
イエスキリストが処刑され、3日目に墓から蘇って民に伝導して廻った後から始まっています。
キリストは民が集まっている山で挨拶をすると天に登って行きます。するとそばにいた天使たちがこう言うのです。「イエスはあなた方が今見たのと同じ姿でまたあなた方の元にやって来るだろう」。
このシーンから「使徒行伝」は始まります。

聖書読者は「このようにキリストが去った」と解釈しますが、私は個人的に「イエスはこの後、イスラエル以外の地~世界中~を巡った」と解釈しています。

ところで、その後残された使徒たちはイエスが教えた真理を世に広める活動を開始します。といっても車も飛行機もない時代。徒歩で行ける範囲で広めるのです。

また、彼ら特に、ペテロはイエスが持っていたような霊力を引き継ぎます。書にはこう書かれています。

病の人が使徒たちが通る影に触れただけでも癒された、と。
(聖人に直接会わなくても、我々もその教えの書を読むだけでも大いなる真理を得られるという意味でもあろう)

ただそれだけでなく、彼らは周囲のユダヤ人たちから迫害を受けます。つまり、使徒たちは新しい教え「キリスト教」を広めようとしていたので、古来からのユダヤ教=モーセの律法を信仰する者らから迫害を受けるのです。
使徒のヤコブは暴動で殺されたと言います。

そんな迫害者の中にサウロという人がいます。彼はキリスト信徒を殺す人々を支援するローマ人でした。
しかし、彼はキリストの霊から叱責されます。そしてしばし盲目になった後、目が開かれ、彼はキリスト伝道者になるのです。

こうして「使徒行伝」は物語のほとんどを彼、サウロ(後にパウロに改められる)の伝導物語となるのです。

ここでまた皆さんをいらいらさせるかもしれませんが、秘密を言いますと、パウロはただ無作為にキリストに選ばれたわけではなかったのです。
彼は過去生でキリストと縁のある偉大な魂だったのです。それは旧約聖書に登場する人物です。

さて、彼がサウロからパウロに改名して、かつてとは違った生き方をするようになるというのは非常に興味深いものがあります。

私の専門でもあるのですが、「名前」というのは人の人生に大きな影響を与えるということだからです。
彼はただ変わったというだけでなく、名前の持つ力にも導かれていたのでしょう。


注:
新約聖書は四つの福音書、使徒行伝、使徒たちの手紙、黙示録で成り立っています。しかし私の見たところ、使徒行伝と手紙はあまり重きをおかなくてもいいような気がするのです。
それらはあまり高いレベルで書かれているようには見えないからです。

特に使徒行伝の中で布施をごまかした夫婦が死ぬシーンが(私のように比喩を裏読みする習慣がある目で見ても)解せなかったりするのです。

ステファノが殺されるシーンも美談のように書かれていますが、納得できません。
イエスは伝道者が殺されることを望んでいなかったはずです。

四つの福音書と黙示録は高いレベルで書かれています。つまり、単に人間の頭で書かれたものではないということです。

おまけ:
ステファノという名、英語読みで「スティーブン」となります。スティーブン・セガールなど西洋人の名は多くは聖書から取られているのです。
パウロという名は、英語読みでポール。

テモテという人も出てきます。最近、再販したシャンプー、ティモテの名の由来です。彼はパウロの弟子だったのですが、髪が長い美青年だったらしいのです。
ルキウスという名も使徒行伝だけに出てきます。これはエドガー・ケイシーの過去生です。




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