気まぐれ聖書講義13 12小預言書 | 預言者のコラム2

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俗言ではなく、預言者の視点から哲学、
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12小預言書というのは、旧約聖書の一番最後の文書です。
その中でも12番目にあたる「マラキ書」が最後となるのです。

そこでは「エリヤがやって来る」と書かれています。
だからその時点から未来の「紀元=イエスの時代」で、人々が「予言にあるようにエリヤは来たのか?」と騒いでいたわけです。

尋ねられたイエスの答えは「洗礼者ヨハネがそれだ」というものでした。
つまり、かつての予言者エリヤは、洗礼者ヨハネに生まれ変わって来たのだと明言したわけです。

つまり、聖書は「転生」を語っているということなのです。

言っておきますが、新約聖書は意図的に改ざんされ、転生の記述が削除されたのです。そして信者たちには「転生はない」と教えたというわけです。

なぜそのようなことをしたのか? それは「人間には過去生があって、しかもカルマを負っている。それを返すためには幾度も転生を繰り返さねばならない」というと人々は気を悪くして、信者にならなかったからです。
誰しも「死んだら、善人は天国に行ける」という答えを期待したのです。

そして教会は彼らの言葉のままに嘘をつくようになってしまったわけです。
今では代替わりし、神父さんたちが転生がないと信じ切っていますが。騙す側が騙されるようになってしまったわけです。

私もカルマ鑑定をしていますが、皆、自分が過去生のカルマを負っていない方を望むものです。そして単純に「おみくじ」か何かのように一喜一憂するわけです。
肝心なのは、吉か凶ではなく、自分の魂の状態を知って、それをこの人生と来世に活かすことなのに。

つまり、昔の人々もこうだったのです。
だから、昔の宗教会議で、「転生」の記述を削除して新約聖書を流布することにしたわけです。

しかし、それは不味いやり方でした。
今では真摯なキリスト教徒は「転生」を語ると露骨に嫌な顔をするし、転生の思想がないために、多くの人間たちが「どうせ死ぬんだ、死んだら無だ、生きている間に好き放題しよう」と、世が乱れるようになってしまったからです。
イスラム過激派の自爆テロなどがその悪例ではないですか。

さて、
ちなみに現代にも「マラキの予言」なるものがあって、これは「12小預言書」のマラキとは別人ですが、ローマ法王制度の最後を予言しています。
参照:ウィキペディア

その他、この「12小預言書」には計12人の予言がありますが、それぞれ、彼らの時代の国の予言であったり、最後の審判の時代を比喩的に語ったものなど多岐に渡っています。

特筆すべきは「ゼカリヤ書」でしょう。ここにはゼルバベルとイェシュアの活動が描かれているからです。
彼らは非常に重要な仕事をしたコンビで、この時代に破壊されていたソロモンの神殿を立て直す作業をしています。

また、私が先に紹介した「ヨナ書」も含まれています。
参照:「気まぐれ聖書講義2 ヨナ書



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