神話紹介4 エッダ | 預言者のコラム2

預言者のコラム2

俗言ではなく、預言者の視点から哲学、
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時事問題などを語って行きます。



皆さんは「エッダ」という本があることを知っているでしょうか。
おそらく多くの日本人は知らないことでしょう。

若い人々の中にはゲームでこの神話の固有名詞が使われているようなので、多少知っている人もいるかもしれません。

この神話は北欧~アイスランド、デンマーク、ノルウェーなどに伝わるものなのです。書かれた言語は古代ノルト語。
私は「古代ノルト語」の辞書など日本になくて、解読には非常に難儀しました。

ちなみに、この神話、英語の「曜日」と縁があるのです。
日曜日は「サンデー」Sun=太陽を意味
月曜日は「マンデー」Moonから来ています。
土曜日は「サタデー」Saturn土星から来ているわけです。

そして
火・水・木・金は火星のマース、水星のマーキュリー、木星のジュピター、金星のヴィーナスから来ていないのです。
それは[エッダ」から取られているのです。

火曜日「チューズデイ」は、エッダの中に出て来るチュールが元。
水曜日「ウェンズデイ」は、オーディーン
木曜日は「サースデイ」、トール。
金曜日が「フライデイ」、フリッグから来ています。

日本人なら誰でも知っている英語の曜日に「エッダ」が隠れていたのです。

「エッダ」は2種類あります。
「古エッダ」と「新エッダ=スノリのエッダ」。

残念ながら日本には完全版は出版されていません。
それでも大方、総括は出来る程度には翻訳されています。

そしてこの神話、読んで面白いものです。

神話というのは古事記を読んだことのある人なら分かるでしょうが、非常に込み入っています。因幡の白ウサギを読みたくても、全体の中では埋もれてしまっています。
このようにエッダも面白いけれど煩雑であることはお断りしておきます。

物語例:

トールは巨人退治のためにしもべたちと旅をしている。
途中、日が暮れたので、宿を探す。するとおあつらえ向きの洞窟が見つかる。

彼らはその穴で夜を過ごすことにする。
穴の中はさらにいくつもの穴があり、それぞれの部屋とすることが出来た。

ところが真夜中、うるさいいびきでトールは目を覚ます。
穴を出ると巨人が寝ているではないか。
トールは怒り、巨人退治のハンマーで巨人の頭を叩く。
すると巨人は目をさまし、「あれ、木の葉が落ちて来たかな」と言って寝てしまう。

トールはさらに怒り、巨人の額にハンマーがめり込むほどの力で叩く。
すると巨人は起きて、「あれ小鳥が小枝を落として行ったのかな」と言ってまた寝てしまう。

翌朝、トールたちが起きてみると巨人がたき火をして朝食の用意をしていた。
トールたちは彼と食事をすることにする。
見ると昨夜の洞窟は巨人の手袋だった。

トールは巨人と食事をすると巨人の国「ヨツンハイム」に巨人退治に行くと告げ、去る。


この後、トールは巨人の国で、巨人と腕比べをするのですが、なかなか面白い話になっています。

たとえば巨人と杯に入った水を飲み比べるとか、焼肉食べ競争をするとか、持ち上がらない猫を持ち上げるとか、老婆と相撲を取るとか。

トールと巨人の勝敗はここでは伏せておきます。
興味のある方は、図書館で探してお読みになるといいでしょう。
童話を読むつもりで読むと楽しいかもしれません。



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