去年の春大学を卒業しバンカーになった息子が転職したいと言い出す。
なにすんの?と聞くと中学の歴史の先生になりたいと言う。
大学の頃、小中学生を相手にしたボランティアをしていたのだが、いざ社会人になってみて、子供相手の仕事が自分にとって天職だと気づいたんだそうな。
来月銀行を辞めて通信制の学校に2年通い、その間の収入については塾の先生のバイトで食いつないでとすでに構想も練りあがっていている。
本人からすると一大決心で、俺や嫁の理解を得ようと熱心に話をしてくれるのだが、現在11年ぶり7回目の無職の俺からすると大した話じゃないし、好きなことをやるのが一番なわけだから鼻から転職に反対する理由はない。
自分で選択したことが失敗に繋がったとして反省はしても後悔はしないし、やらないよりやった方が得るものは大きいし、どうせ何十年後かには死んでるし。
と、そんな話をしていて昔のことを思い出した。
嫁と出会ったときが最初の転職するタイミングでちょうど無職だった。
俺「そういや最初会ったとき俺無職やったのによう付き合ったよな」
嫁「あんときはどうかしてたんや」
俺「いやいやいや」
嫁「ほんまに後悔しかないで」
自分で選んで後悔することもあるらしい。