最近たまに聞くようになった"おばんざい"という言葉。
京料理として紹介されている。

小鉢に入った料理が10個前後テーブルに並べられ、
パッと見贅沢にみえるのだが、

このおばんざいに育てられた俺からすると
贅沢な料理ではない。

メニューは煮物とか塩漬けとか日持ちのするものばかりで、
年中代わり映えのない食卓。

毎回10品作るわけは当然なく、1品なくなると1品足すという感じで、
食べきるまで古いものは古いままで食卓にずっと並べられる。

なので積極的に古いものを選んで食べないと、
日を重ねるごとに食卓が悲惨なことになる。

いや、
悲惨だった。

食後に嘔吐や下痢、めまいや悪寒がするのは日常茶飯事で、
今生きているのが不思議なぐらい。

これも食文化といえば食文化なんだろうが、
いまだに"おばんざい"という文字をみるたび寒気がする。