⭐️やさしさ通心…No.726 | yasashisatuushinのブログ

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2024年2月10日(土)

 

さあ、明日は建国記念日、我が国日本は世界一歴史の長い国です。そして明日から皇紀2684年のスタートです。ぜひ、国旗を掲揚しましょうね。

 

昔のように、日本中のお家で日の丸がたなびいているような日本にしたいなと思います。

 

今朝は最初に、私が今、国を相手に起こしている「日の丸裁判」の途中経過をご報告させて頂きます。

 

〈日の丸裁判の途中経過〉

前回の口頭弁論では裁判長が、

「法定での日の丸バッチの着用禁止を命じた大阪高裁の清水裁判長の出廷(なぜ日の丸バッチを外すよう命じたのか?の説明)の必要なし。

また、出廷必要なしとするその理由を説明する必要もなし。次回判決を言い渡す」。

と言おうとするのをこちらの弁護士が、「裁判官忌避申立て」と言い、終わりました。

※ 忌避(きひ)申立て=裁判長(あなた)を変えて欲しいという申立てのこと。

 

そして一昨日、大阪地方裁判所から忌避の棄却。つまり、今回の日の丸裁判の裁判長を変える必要はなし。という書面が届きました。

 

何でやねん?やはり、同じ裁判官同士仲間内でやっているだけか?と思いましたし、日の丸のバッチを背広の胸に着けることが法廷内での争いの種になると、本気で考える裁判官がいることに驚きです。

 

本当に、これで日本は大丈夫なのか?司法は腐っているのか?と本気で思ってしまいます。次回、判決が出ると思いますので、またご報告させて頂きます。

 

さて、以下は田母神俊雄氏(元統合幕僚長)のX(旧ツイッター)からですが、国民一人一人が、憲法についても真剣に考え、本気で日本の在り方を考える時期ではないかと思います。

 

「第2次世界大戦が終結した1945年から2022年までにアメリカは6回、フランスは27回、ドイツは67回、イタリアは19回、カナダは19回、オーストラリアは5回、中国は10回、韓国は9回、それぞれ憲法を改正している。 以下略」

 

ということで、日本の在り方を考えるため、今朝のやさしさ通心では、近代日本の早々期、明治維新直後に欧米を視察した「岩倉使節団」に同行した佐賀藩出身の久米邦武(くめ くにたけ)が、

欧米の委細を日本国民に伝えるために編纂した「米欧回覧実記」から、当時の日本人が初めて見る欧米の姿にどう感じたか?をご紹介したいと思います。

 

この資料は5冊、全100巻で構成されており、活字だけでなく300点以上もの挿絵の入った本格的な資料で、その正確さや素晴らしさは、

「19世紀の世界情勢を詳細に伝える百貨辞典として、欧米で高く評価されています。

 

まず、この1871年11月から1873年9月まで行なわれた岩倉使節団の目的ですが、主に三つあり、

一つは、明治維新後条約を結んだ14ヶ国への挨拶回り。スペインとポルトガルを除く12ヶ国を訪問しました。

二つ目は、その条約を結んだ国々と、不平等条約の改正について交渉をすること。これは、全く出来ませんでした。

三つ目は、当時の先進国であったアメリカやヨーロッパの街の様子、人々の生活、世の中の仕組みを見て回り、日本の国造りに役立てること。

以上です。

 

詳細は省略し、感想の一部をご紹介させて頂きます。

 

『150年前の日本人が記した記録に、欧米の学者たちが顔面蒼白 米欧回覧実記』

 

ヨーロッパ各国には様々な機械があり、発想に優れた素晴らしいものも多かった。

「どこの国の機械か?」と尋ねると、その大半がアメリカ製のものだった。

 

しかし、そのアメリカ製の機械には、作りが荒っぽいという欠点があると思う。

 

それに比べて、ヨーロッパ製の機械は、性能に優れていて、特にドイツ製の機械は緻密に作られていると感じる。

 

また、イギリスの機械もクオリティーが高いし、フランスの機械はデザイン性が高いものばかりだ。

 

アメリカでは、銃や大砲の射撃を見るチャンスも多かった。

しかし、我々日本人と比べると、アメリカ人の銃の腕前は劣っていて、命中率はかなり低いようだった。

 

やはり、指先の器用さや臨機応援さでは、日本人は欧米人よりも非常に優れていると考えられる。

 

また、アメリカ人は初対面ではとても友好的で、皆んな古い友人のように接してくれる。

しかし、それは最初だけで付き合いが長くなるとだんだん態度がそっけなくなっていく。

 

理由はわからないが、これがアメリカ人と言うものなのだろう。

 

これに対してイギリス人は逆だ。イギリス人は初対面の時こそそっけないものの、ニ日三日と日が経つにつれて、少しずつ距離が縮まっていき、だんだん心を開いてくれるようになる。

 

アメリカ人の習慣で理解できないのは、男性が女性に仕えるという点だ。

 

アメリカ人男性は、妻の荷物を持ったり、乗り物の乗り降りを手伝ったりするし、少しでも妻の機嫌を損ねたら誠心誠意謝っている。その点は日本と大きく異なると感じる。

 

ニューヨークでは聖書協会を訪れた。アメリカ人全員が聖書を持っているわけではないが、彼らにとっては聖書は酸素のような存在だ。

 

聖書の中には十字架にかけられた男の物語が書かれている。教会や街の中には、この男の像があちこちに置かれており、それを見る度に、まるで墓地を通り過ぎるような恐ろしい感覚に襲われる。

 

日本人にとってこれは奇妙な習慣だが、逆にアメリカ人は、キリスト教を信じない日本人を奇妙に思っているらしい。

 

アメリカ人は神を熱心に崇拝しており、聖書の話を心の拠り所にして努力し、お互いに協力する。

 

それに比べて日本人は、宗教への信仰が浅く、アメリカ人の熱心さを見ていると、恥ずかしさを感じずにはいられない。

 

ところが、アメリカからイギリスに行くと、人々の信仰心が少し薄くなっているように感じた。そしてイギリスからフランスに行くとさらに信仰心が減ったように感じた。

 

その後訪れたヨーロッパ各国にも、アメリカやイギリスほどの信仰心の厚い国はなかった。

 

〈この本を読んだ海外の人々の反応〉

 

ありきたりな欧米崇拝ではない点が面白い。終始冷静で公平で冷めた口調で述べていて、この時代の日本の知識人が、

学問や技術の進歩では欧米に対して劣等感を抱いていたものの、精神的なところでは、日本の方が優れているという強い自負があったことがよく伝わってくる。

    アメリカ 大学教授

 

18世紀から19世紀にかけての日本人は、20世紀後半のアメリカのリベラルみたいな考え方を持っていたんだなあ。

    アメリカ

 

その昔、ドイツの政治家であるビスマルクは、日本人にこう助言した。「日本が独立政府を保つには、ドイツと最も親しくなるべきだ」と、

ドイツと日本の同盟を確固たるものにしようとしていたビスマルクは、先見の名がある政治家だ。

    ドイツ

 

今も昔も、日本人の手先の器用さは、アメリカ人以上だったということ。アメリカ人は日本人に馬鹿にされても仕方ないんじゃないかと思えるほどだ。

    アメリカ

 

久米邦武のヨーロッパ人の見方はすごく勉強になる。日本は、有能な人間をヨーロッパに派遣したということがよくわかる。

    イギリス

 

〈まとめ〉

 

今では当たり前になっている議会の設置や憲法の制定も、この視察をきっかけとして、木戸孝允(たかよし)や大久保利通、伊藤博文を中心に押し進められたと言われている。

 

彼らは、その当時の欧米諸国の政治システムを上手に日本に取り入れて、民意を実現させるための政治システムを作り上げた。

 

また、天皇を中心とした国家と、社会の基本的な枠組み作りにも関わっていった。

 

つまり、岩倉市節団による視察は、今の日本の土台になったということです。

 

〈岩倉使節団主な参加者〉

岩倉具視(ともみ)  47歳

木戸孝允(たかよし) 39

大久保利通(としみち)42

伊藤博文(ひろぶみ) 31

山口尚芳(なおよし) 33

久米邦武(くにたけ) 33

 

【日本あれこれチャンネルより】