こんにちは看護師Aです
無事に7/1〜職場復帰できました
久しぶりに患者さんのベッドから車椅子への移動介助や体制を整えたりして
グッとお腹に力を入れることが多々ありましたが、意外に傷も痛まず大丈夫でした
しかしながら、仕事が終わったら休職中に中断していた
委員会などの業務はほとんど手につかずヘロヘロ〜
体力は弱ってますね
今日はお休みなので、昼前まで爆睡してました
少しずつリハビリしていきます
今日は、平等・不平等について考えてみたいと思います
倫理の4原則での公正原則を今一度お示ししますね
これは倫理的な視点の公正・平等の説明です。
医療界では資源は有限であることは知りつつも、できるだけ人々を平等に扱うことが求められています
医療だけでなく、日常でも平等・不平等って感じることたくさんありますよね
休職中に仏教のレッスンをたくさん受けさせていただき
それを見直していた時に
平等・不平等について学んだことがあったので
仏教での教えで平等・不平等を考えてみたいと思います
私が「おぉ〜!!!」と思ったお言葉を一つご紹介します
草木は、平等に降り注ぐ雨を、 不平等に受けて、平等に生きる
雨は平等に地面に降り注ぎます
小さい草は少ない水分
大きい木はたくさんの水分を必要として
同じ地に生きています
仮に平等に水分を与えたらどうなるでしょうか?
小さい草は根が腐って枯れて
大きい木は水分不足で枯れてしまいます
結局どちらも枯れてしまいますね
平等が必ずしも良い結果だけを生むわけではないのです
今まで臨床倫理で「平等に扱うことが善だ」と感じていた私は
この言葉に衝撃を受けました目から鱗ってやつです
改めて、これを倫理的に考えてみますと
医療者側が平等に扱うべく
有限の医療資源を患者さんに投じたからといって
その患者さんの価値観の中でその行為が善にならなければ
結果として善にはならない
ということです
小さい草、大きい木のように
どれだけ雨の水分を欲しているかは
個体それぞれです
人が管理している草木だと、経験値で必要な水分のおおよその目処はありますが
「今日は何mlの水分を欲しがっている」なんてこちらにはわからないのです
草木の成長具合で、こちら側も日々水分量を調整をしていかなければ育ちません
これを倫理視点で言い換えると、
患者さんにとって最善とはなんだろう?と
思考停止せずに日々考え続ける大切さ
なのです
一つ、倫理と仏教思想を融合させられた学びとなりました
本日も最後までお読みいただきありがとうございました