ごめんなさいはこっちだよ | いつの日かまた

いつの日かまた

2024.3月

大切な息子が逝ってしまいました
24歳でした…

今は苦しみも悲しみもない
光溢れる場所で穏やかに笑っていると信じて

勝手ながらフォローは同じ境遇の方だけでお願いします

息子の荷物にはまだ手をつけられない

ので、代わりに断捨離をしています

息子の物を避けて自分のクローゼットを

やっていたのにやっぱり見つけてしまった


息子が小学2年生の時にくれた手紙 

どうしようかなと思いながら開いたら

腹膜炎で入院した時の事が書かれたもの


「何度も病院に連れて行ってくれて

ありがとう」

「入院した時も来てくれてありがとう」

「迷惑かけてごめんなさい」と…


この入院には色々あって

最初の病院での夏風邪の診断から

私や夫もそう思い込んでしまって

お腹を痛がる息子に無理矢理に水分を

取らせてしまったり

翌日行った小児科で胃腸風邪の診断…

でも2日間様子を見て薬を飲んでも

状態は悪くなるばかりで、もう一度

小児科へ行って血液検査をして貰うと

「大変な事になってます!すぐ子ども病院

へ手配するので救急車で行って下さい!」と


すぐに入院して検査の結果「腹膜炎」を

起こしていました

もう少し遅かったらもっと大変な事に

なっていたと…

次の日に手術して元気になりましたが…


私達が風邪の診断を信じた為に息子には

辛くて痛くて怖い思いをさせてしまった事

後悔しかなくて何度もごめんねと言いました


何年経ってもこの時の申し訳なさは忘れた

事は無くて、息子が逝ってしまって

夜中に何度も目を覚ましていた時も

この事を思い出して謝っていました


なのにこの手紙の事は全然覚えてなかった



「ごめんなさい」なんて謝る必要は

ひとつも無かったんだよ

何度でも何度でも誤らなければいけない

のはお母さんの方なんだから


本当にごめんなさい


やっぱり断捨離も進まない…