枝Dで実現できる6つの事〜今の所〜
卵かけご飯の美味しい食べ方を思い出しました。
初めにご飯に白身だけを入れて混ぜ、
メレンゲ状態にしてから黄身をONっ!
どーも、フワフワの内田です✋
嬉しい事に
4月も6回・5月も既に6回の
枝D講習のご依頼を頂いています。
この技術を皆様に伝えるために、
多くの機会とご縁を頂き
本当に感謝しております。
古巣であるFリーグ所属の
フウガドールすみだトップメンバー。
共に戦った仲間とのセッションは、
何にも変えられない時間になりました。
本当に感謝です。
さて、今回は
ここ最近の枝Dクリニックを通して
改めて枝Dで何ができるのか!?
を、実際にクリニック後に表れる
6つの現象を踏まえてまとめてみました。
※長くなるので興味ない方は
ここからスルーして下さい。
①守備のモチベが上がる
→いつも指導前に現在の守備へのモチベーションを聞きますが、
やはりどのチームも「苦手」とか「あまり好きではない」
という方々がほとんど。
所属リーグが上がれば、もちろん守備をサボる事はないですが、
根本的に「守備が好き」という感じではないので、
「守備を楽しむ」にはほど遠いのが現状です。
ですが、指導後はほぼ100%に近い確率で
守備が楽しくなった!
とメンタル面での変化が起きます。
守備での動機が芽生える事で、
強度の高いプレスを続ける事ができます。
②球際で盛り上がれる
→フットサルは球際の攻防の回数が1番多いと思いますが、
今までは普通に行われていた球際の攻防も、
枝Dでアグレッシブに奪った後は
「出たっ!枝D!」などと盛り上がってる事が多いです。
これは個人でもチームでも、
雰囲気を作る上で大切な事でもあるのかなと思う所。
相手の方が上手で、
攻撃がなかなか出来ない場合に沈んでいくチームが多いですが、
そういう相手に対しても一番頻度の高いプレー局面において、
守備の1プレー1プレーでも盛り上がる事ができます。
③危ない怪我が減る
→毎回必ず上がる質問に
「ファールにならないのか?」という質問がありますが、
"理解の深まった枝D"であれば、
「9割方はファールを取られません。」とお答えしています。
もちろん審判によっての基準もありますが、
点で無理やりボールを奪いに行って取れなくて
足が引っかかる方がよっぽどファールになっている
のが実際の所です。
さらにその場合、
倒された選手側の重大な怪我に繋がる危険性も高まります。
なぜなら、スピードが上がってる状態で転ばされる、
もしくは倒される時に体に無理が生じる倒れ方になるからです。
枝Dの物理的なメリットに、
「強度は上がっても怪我の可能性は格段に減る」
というのがあります。
これは非常に大きな意味を持つのではないかと最近強く思っています。
体感すれば分かりますが、
柔道の"崩し"に似ていて、
力任せに一本背負いをかけに行っても投げる事は出来ないし、
仮に無理やり投げたとしたらお互いに怪我するんです。
だから相手の軸やバランスを崩す技術を
身につけた方が絶対に良いのです。
<球際強く=怪我をさせてもいい>
という意味では全くありません。
ボールを奪いたいからと、ボールに足を出すから取れないんです。
OFはボールを守ろうとあれこれ工夫してきますよね?
そのOFに対し、特に工夫なく取りにいったら取れないし、
無理やりに足を出せば相手も怪我をするし、
無駄なファールも増えるという事です。
「ボールを奪うために、
ボールにはいかない」
のです。
取り方の理論を覚えて、
怪我に繋がる可能性が高まるような危険な足の出し方が無くなれば、
お互いフェアに
激しい攻防を繰り返す事ができます。
④守備システムが活きる
→チーム毎にベースとなる守備システムがあると思いますが、
システムに合わせた集団枝Dまで覚えた場合、
チームの守備システムはかなり機能しやすくなります。
ですが、この部分に関しては、
まだまだ試合になるとエラーが起きているのが現状です。
個人での取り方は覚えても、
集団におけるそれぞれの立ち位置や追い込み方、
足の出し方が複合的に混ざった場合、
取れる選手と取れなくなる選手が分かれてきます。
守備を楽しむ上で大切なのは、
やられないように我慢を続ける事だけではなく、
今の取れたはず!という、「もったいない」の部分を知る事です。
集団枝Dを知れば、
この「もったいない」の部分を減らしながら、
よりアグレッシブな守備ができます。
⑤カウンター頻度が増す
→個人の枝D技術が上がればゴレとの1対1や2対1の局面が。
集団枝Dの理解が深まれば主に3対2の局面が。
確実にカウンターの頻度が上がります。
守備の共有が深まれば、
どこからどんなカウンターが起き、
どのように絡んでいけばいいのか、
おおよそのパターンは決まってくるので
貴重な得点の機会を増やす事ができます。
⑥OFも勝手に向上
→最後はOFの技術面でも。
特にボールキープは、何も教えなくても
取られない所にボールを置いたり体を上手く使おうとしたりと、
OF側にボールを保持しようとする工夫が出てきます。
実際に取り方を練習する際にすぐに変化が出る部分なので、
その強度をチームでも個人でも習慣づけていけば、
間違いなく球際に自信を持つ事ができ、
試合に使えるキープ力やドリブルを自然と身につける事ができます。
長くなりましたが...。
以上が、
ここ最近のクリニックを通して
改めて枝Dで何ができるのか!?
を、実際にクリニック後に表れる
6つの現象を踏まえてまとめたものです。
①守備のモチベーションが上がる!
②1回1回の球際で盛り上がれる!
③無駄なファールや怪我が減る!
④守備システムが機能しやすい!
⑤カウンターの頻度が上がる!
⑥DF強度の向上によりOFも向上!
この上記6つを、
"楽しみながら"行えるようになる事が
枝Dの一番の狙いであり、
価値だと思ってます。
結果、最終的には
日本が強くなってほしい
フットサルでもサッカーでも、
それぞれの監督のシステムや戦い方・メンバー等による
小さな変化を繰り返すのではなく、
日本中に枝Dを拡げて
守備は我慢するモノではなく楽しむモノという、
文化として大きな変化に繋げていきたい。
守備を楽しめる文化に!!
その夢に少しでも近づけるよう、
引き続き宜しくお願い致します。
それが叶った時には、
日本のフットボールも
もっと強く、
もっと魅力的なモノになるはず!
以上です。
最後まで読んで下さり、
ありがとうございました!
今日も感謝。
Junji.