思い出すのは、嫌な事ばかりだ。

 

人生をたとえるなら、強いられたハイヒールで、心はいつも、靴擦れでいた。

 

思うようにはならないものだ、みんな何かしら我慢しているのだ、それが大人だ、それが社会だ、そんなようなことを、誰もが言った。

 

 

でもいま、治療以外、嫌な事は何もしていない。

 

それで困ることは、あまりない。

 

今までの苦痛は、傷だらけの踵は、一体なんだったんだ?

 

って、思ってる。