放射線治療による味覚障害についてまとめているのは、これから治療を受ける人の力になれたら、と、思うからだ。
もし、味覚障害を迎え撃つわたしの方法が有効なんだとしたらシェアしたいけど、たぶん、個人差で、そういう話じゃないんだろう。
亜鉛を多く含む食材が、味がわかる食材だった不思議に加え、いま、添加物を含むものは、美味しいとは感じない。
調べたところ、添加物のなかには、亜鉛(味を感じる細胞の修復に必要)の吸収を阻害するものがあるのだとか。
ほらね、また身体が教えてくれている。
という前提で、あえて書くなら、
術後照射左耳下腺 IMRT 1.8グレイ×35回 抗がん剤なし
① 味覚障害は突然やってきて驚くけど、ビビらない。(いつまで続くか不安になるけど、じき治る)
② 食べられるうちに食べて体力をつけておく(マスクを作成するなど開始までには時間がある)
➂ 口内炎を作らないよう口腔ケアは入念に(うがい、歯間ブラシや電動歯ブラシ)
④ 味覚障害が始まったら過度に落胆せず、食べられる主食を見つけることと、障害の傾向を掴むこと。
⑤ 主食+ダメ元で思いつくものを食べてみる(そうすることで一口でも食べられるわけだ)
⑥ 家庭内で深刻にならない(残したものを食べてくれる下請けがいると有難い、気にせず残せる)
⑦ 亜鉛サプリや栄養補助食品は、メンタルの後押しにもなるのでOK
⑧ 食べたものが健康な良い細胞を作って、がんを凌駕するイメージを持つ
⑨ ポジティブ思考(食べられないものを数えない、食べられるものを数える)
⑩ 笑って愚痴る(芋かと思ったら粘土!みたいな)
もちろん、これはわたしの性格が前提であって、だめだだめだ、って言う(発散する)ことで乗り切る人もいると思う、乗り切り方って、オーダーメイドだから、性格にあったプランを考えるといい。
放射線治療に通いだすと、結構忙しくて、食べることだけでも一日終わっちゃうんだけど、余裕があったら、カウンセリングや患者の会なんかで、気分を変えるのもいいと思います。
今は治療前より、身体に良い美味しいものを食べています、副作用の副産物。
追記
亜鉛の吸収を妨げるものとして、カフェイン(コーヒーや緑茶)、チョコレート、オレンジジュース、アルコールがあるそうです。亜鉛を摂りたい場合、亜鉛を含む食品と同時に食べないほうがいいのかな。
レトルト食品やカップラーメンも、亜鉛摂取とは相性が悪いんだとか。(添加物)
なお、照射部は耳下腺です。