こんばんは、やすみです

いよいよ金星と他の惑星を比べるシリーズも佳境です。
今回扱うのは死と再生(終わりと始まり)を司る
冥王星ですが、ちょうど自分の中で
新しい物事に挑戦する頃合いかなと思ったので
金星シリーズはここで一区切りして
次からは新シリーズをスタートしようと思います。
「金星」と「冥王星」の違い
さて、そもそも冥王星は現在の天文学的には
惑星じゃないですし、
西洋占星術における冥王星は名前のせいか、
「闇」「死と再生」「集合的無意識」「絶滅」
「破壊」「変容」などを象徴するとされていて、
美や愛を象徴すると言われる金星とは
区分的にも占星術的な意味でも
違いが目立つ星に思えます

しかし、金星と冥王星はカラーは違えど
「人を釘付けにする」「人を惹きつける」
要素が共通しているような気がするんです。
(私(やすみ)個人の感想ですが)
金星は美しさなどの魅力、
冥王星は目を逸らせない「何か(雰囲気?)」で
人の心を強く動かすのでは?と考えています。
金星×冥王星っぽいと思うこと
では、冥王星要素が人を惹きつける例は何?
と考えてみたところ、
悲劇的なことが何かのきっかけで「変容」して
人の心を惹きつけることになるケースが
それに当てはまるのではと思うんです。
例えば今回のトップ画像は
イタリアの世界遺産「ポンペイ遺跡」の門ですが
ここは西暦79年にヴェスウィオ火山の噴火や
火砕流により1日で地中に沈んだ古代の街です。
この遺跡の写真の中には、
当時火砕流に飲み込まれた人の姿そのままの
石膏像の写真もありましたが、
それらは当時、噴火や火砕流で亡くなった方の
姿なので、恐れ多く載せられませんでした。
しかしこの悲劇のおかげでこの街は
ほぼ当時のまま残り、考古学的に
とても重要な役割を果たしてますし、
一晩にして火山灰に沈んだ街という物語や
当時を生きた人々の姿そのままの石膏像を
見ると、強く心を動かされます。
「変容」と、それにより生み出された
ある種の美しさはすごいですよね。
個人では活用するにはすごく難しいですが、
確かに必要な力だと思います