かつ丼 1,150円
中瓶ビール 570円
最近渋谷の【瑞兆】をインスパイヤした、とじないかつ丼が大人気で、特に門前仲町の【とんかつ丸七】は早朝に店に行き事前予約しないと食べられないほど。
この【瑞兆】インスパイヤ系は玉ねぎはなく、溶き卵の上にカツをのせるというもの。
一方新宿荒木町の【鈴新】のように玉ねぎだけを割り下を加えた卵で閉じ、その上にカツを乗せるタイプもあるが、こちら【旭軒】はそのタイプ。
卵、カツ分離型はそれぞれが主張し、いわゆる一般的なかつ丼とは全く違う食べ物だが、こちらの旭軒のかつ丼は、下側の卵とじ部分と見事に調和され一体感感じる、正にかつ丼である。
さてこちらのかつ丼...さすがに豚カツ専門店だけに肉質は素晴らしく、ミディアムレアな加減はとてもジューシー。
とじない恩恵で、きめ細かい衣はサクサク。
またカツの上に青のりがまぶされているのがユニークで、これが案外マッチする。
カツの下は控えめで上品な割り下がご飯層に程よくしみ込んでいる。
あくまでもカツを主役に、脇役に徹している割り下の加減は素晴らしい。
またおそらくシジミで出汁をとっている味噌汁(具にはシジミはない)が熱々でとても良かった。
点数:★★★★★★★★★(9点)