FM受信ごっこ その後 | Yas-nori's listening room

FM受信ごっこ その後

先日のFMチューナーにまつわるネタ的書き込みの続きです。

 

①KT-1010F

ケンウッドのサービス部門では修理受付不可でしたが。

探したら個人で調整を請け負ってくれるところを見つけましたのでお願いしてみました。

そちらの見立てでは

・調整のずれ

・メモリー用コンデンサの劣化

とのこと。

とりあえず調整が合っている状態で現在のコンディションを確認したかったのでお願いしました。

 

送付後数日で作業実施されて戻り。かなり早かったです。

再セットアップして試聴してみます。

 

調整に出す前はFMトランスミッタしか繋いでいなかったのですが。

加入しているCATVでFMの再送信をやっていたので、アンテナ配線を分配して繋いでみました。

かなりいい音、40年前のビンテージ品とは思えない。

自分のシステムでチューナーが現役だった頃に使っていた機種より高級なのもありますし。

聴いた感じマルチパスが気にならないので、再送信の電波の品質もかなりよいようです。

 

一部80MHz付近でジュルジュルとノイズが入ることがありましたが、DirettaPCが発するノイズでした。

PC自体は安物なので仕方ないかと。

電源を切ったところ受信できる局全てでさらに良好な音質を確認できました。

ラックに空きを作って本格的に設置したいくらいです。

 コンデンサの全とっかえはとりあえず必要ないかなと。


②FMトランスミッタ

前回同様iPodを音源として、アンテナを端子に接続して鳴らしてみます。

やはりS/Nの悪い音。トランスミッタを買い替えないとダメかと思いましたが。

何気なくiPodを外してみたらノイズが消えました(笑)。

これのノイズを拾っていたようです。

単体ではかなりローノイズでした。車載用とはいえあのノイズではクレーム続発するなと。

あらためてCAPRISEのヘッドホン端子から信号を取ってみました。

当然ノイズなど拾いません。さすがFIDELIX。

前回はノイズの原因はFMのアンテナのマッチング不良による電波の強度不足かなとか考えすぎて、iPodのノイズは疑いませんでした。

 

あらためて試聴。

これもかなり良いです。

前回は昔聴いたFM的な音質という評価をしましたけど、今回は特にFMを感じず、ライン出力そのままといわれればそうかなというくらいな。

チューナーのキャラクターか低音がやや膨らみ気味ですが、これも気持ちいい程度で適度な味付けです。

あまりFM感がないというのは当初の期待からすると残念でもありますが(笑)。

 

ともあれ長らくやってみたかったことが実現できました。