FM受信ごっこ | Yas-nori's listening room

FM受信ごっこ

昔はFMがメインソースで。

直接聴いたり、デッキの前でポーズのタイミングを間違えないようにエアチェックしたりしてましたが。

(参考:拙稿テープオーディオ

収入が得られるようになってからはCDを購入して聴くのが通常スタイルとなり。

またアニメ系などかつてはFMの電波に乗ることもなかったので次第に聞くことがなくなりました。

 

ただチューナーのメカメカしさは好きで。

アナログチューナーの重たいダイヤル感覚。

デジタルチューナーのきらびやかなインジケーター。

手元に置いておきたいとは思うのですが、前述のとおり番組を聴くことがなくなったもので使い道がなく。

 

そこでFMの電波に再生音を乗せてFMチューナーから聴くとFM調の音質になって熱かったあの時の音を再体験できるのではないかと。

言うなればデジタル音源からレコードを作って再生するような。

やってみました。

 

チューナーはケンウッドのKT-1010F。こんなことをやろうとずいぶん前に購入してました。

KT-3030とかKT-1100DとかD-3300Tとか、FM全盛時のケンウッドはかっこよかった。(資料はオーディオの足跡様)

それにヤフオクで買ったFMトランスミッタ。

音源はiPodから。

 

トランスミッタの出力をどうやってアンテナに導くか。

インピーダンスマッチングとか必要なはずですが、とりあえず75オーム端子にアンテナ線を直結したら電波を拾いました。

300オーム端子があればその方がまだよさそうですが、隣りにあったのはAMアンテナ用でした。

そのうち変換器を購入して試してみます。

 

音声出力端子から

初めてアンプのチューナー端子へ接続しました。

 

試聴。

トランスミッタのS/Nが悪すぎる(笑)。

車載用なのでロードノイズにかき消されると思ってオーディオレベルの仕様ではないのでしょうが。

通常音量での再生中は気にならないので再生してみます。

S/Nが悪いだけで音質自体は良好です。

むかしは10素子のアンテナを立ててましたが、当時のFMに乗ってた味付けに近いものを感じられます。

コーセー歌謡ベストテンとか、ひるの歌謡曲とか、よく聴いた番組のナレーションが浮かんでくるのは不思議なもので。

 なんか楽しいです。

 

もう少し音質の良いちゃんとしたトランスミッタを使用すると過去のチューナーの名機を楽しんだりできるのかなとか。

でもまた余計な出費をするのもなと。

トランスミッタのアナログ部を改造してみるとか、金のかからない方法を考えてみます。

 

2024/5/21追記:

JVCケンウッド様の修理窓口へ部品交換無しの再調整のみの可否をお尋ねしましたが受付終了とのこと。残念。

当然ではあるのですが。

2016年にKP-9010のアーム調整について問い合わせしたところ持ち込んでくれれば見るとのことでしたので、やや期待がありました。

でもそこからもう8年が経過したので、細々見てくれていた古参の方がいなくなって新しい人には伝授されなかったのかなと。

もっとも機種が違うので一概には言えませんが。