スピーカーケーブル交換 | Yas-nori's listening room

スピーカーケーブル交換

たまにはオーディオブログらしいネタを。

 

スピーカーケーブルを交換しました。

SAEC SUPRA CLASSIC 6.0

 

他のコンポーネントと違って、ケーブル類特にスピーカーケーブルはよほど懇意のショップとのお付き合いでもなければ比較試聴は至難の業。

雑誌の評価から音質を読み解くか。

あるいは購入して比較するしかないけれど安いものではないし。

そこで今まではとっかえひっかえできる1000円/m以下の安いケーブルを使ってました。

素材にはこだわらず、なるべく安くて太いケーブル。

その結果直近で使っていたのはOFCの撚り線をさらに6本束ねたロープ状の3.5SQくらいのもの。

ワイドレンジでもないけれど強調される帯域もない耳あたりの良いものでした。

 

交換の理由。

ちょっと高い物を使ってみたいとは思っていたところでした。

ねじ止めのバナナプラグにつないでいるケーブルの先端がそろそろ錆びてきてるだろうから、まずは切り詰めてフレッシュな状態で接続して現状の音を確認しようと思い立ち処理してみましたら。

被覆を剥いても剥いてもケーブルの銅の輝きがなくなってる。

シースの締め付けが甘くて空気が入ってしまっていたのか。

とにかく交換せねばと急ぎ選定しました。

 

希望は

・平行線タイプ

・ロープ撚りでなくシンプルな撚り線

・なるべく太目、しかもなるべく安い(笑)

などと考えてビックカメラで売り場を眺めてましたら、上記のケーブルを見つけまして。

しかも半端品が売ってまして、2mの価格で2.2mついてくる。

ラックの脇にスピーカーが置いてある、いわゆるシスコンセッティングなので1mもあれば十分なのですが。

これまではセッティング変更時にケーブルを買い替えずに済むよう長めにしてました。(貧乏性)

でも思いっきり短くした音を確認しておきたいのもあり、購入しました。

 

さっそく端末処理をして繋いで試聴。

ちょっと聴きは、意外にも高域がおとなしめで低域過多な音。

そのまま音量を上げて2時間ほど鳴らしっぱなしにしましたらだいぶ高域も出てきました。

さらに数日鳴らしたところ耳に付く帯域もなくなり初期バーンイン完了したかなと。

ボーカルでもラッパでも抜けがよい。

いままでソースによっては歪っぽく感じて録音のせいと思ってましたが、歪み感はなくなりました。

聴取ボリュームがだんだん上がってきて、普段の音量の+10db(アンプのボリューム読み)くらいになってました。

新ケーブルの性能のせいもあるでしょうし、加えて、前のケーブルは錆びるまで使っていたので歪っぽさが付加されて自然とボリュームを控えめにしていたのかなと。

 これは錫メッキが施されていましたが、今までは銅の素地のほうがよいのではと漠然と思ってました。

別段メッキの癖というのも感じられず、結局は聴いてみないとわからないなと。


2000円/m程度のスピーカーケーブルでこんなに音が違うとは。いまさらながら。

運良く好みの傾向で今回は交換成功でした。