Sonicweld Diverter | Yas-nori's listening room

Sonicweld Diverter

だいぶ前に気になってる機種に挙げたDDC(の前身)Sonicweld Diverterを購入しました。
 
きっかけはヤフオクにUSB-201が出品されていたこと。
手持ち品はなかなか本調子が出せず、修理できる見込みも腕もないので、完全動作状態のを買えればと思いましたが。
もう一度買ってまた不具合あり品だったらと思うとそうそう価格を釣り上げることもできず。
2万円で降りました。
 
一度は何か買おうと思ったので、財布のひもは緩みました(笑)。
そうすると気になるのはSonicweld DiverterHR。でも新品時に30万円の品物はそもそも販売量も少なかろうということで滅多に中古市場にも出ず。
前から気になってて定期的に検索していたら前作のSonicweld Diverterが出てきました。
難点は88.2kが通らないのと上限が96kなこと。
USB-201とまったく同仕様です。
 
でも88.2kソースはアルバム1枚しか持っておらず、192kソースに至っては雑誌の付録のみ。
メインは配信96k&48kとCDリッピングの44.1kなので問題なしと割り切って購入しました。
 
購入にあたってはこれも情報が少なかったのですが。
重い荷を背負っては遠くへ行けない」様の記事を参考にしました。
 
着荷。大きなアルミの塊。
リモコンは大きさ比較の参考品でアキュフェーズE370のものです。
 

雑誌で見た時はもっと小さいのを想像していたのですが。

(PCオーディオFAN No3より、評論部分は割愛)

袋入りのインスタントラーメンの麺くらいの大きさがあります。

 電源はバスパワー、設定ボタンも電源ボタンも何もありません。

 

Dilettaに接続して音出し。

澄んだボーカルが出てきました。

この良さはUSB-201に通じます。

先の「重い荷を背負っては遠くへ行けない」様に88.2kが通らないということはチップは限定される、旨の書き込みがありますが。
同じチップ使用なのかもしれません。
そうすると96kが通るかが心配ですが、もちろんなんの問題もなく再生されました。
 
アコースティック系は手持ち機器の中で最高の音質です。
楽器の実体感がこれまでに無いものです。
メインのアニソン等こねくり回しソースでもかなりよいものの。
DACのCAPRISEのPLL引き込み幅設定でかなり変わります。
一番狭いLOWにするとボーカル帯域がやや強調感をもってきつく、中庸なMIDだと強調感がボーカルの上下に散る感じ。
USB-201はLOWでもMIDでもあまり変わらないのですが、よりシビアに効くようです。
バランスを取ってひとまずMID設定とします。
 
この状態での音は、USB-201よりもやや明るいものの、これまで使ってきたDDCとは一味違います。
どうしてもボーカル帯域にあとわずかにまとわりつく付帯音からようやく開放された感じ。
これはCD時代からファイル再生になってもずっと感じていたもので、あまりレコードとは比べたくないですが開放感はかなり近いものです。
 
 
とりあえず交換は決定です。
返す返すも、USB-201の本調子状態と比較してみたいものです。