■Tengami
ゲーム性:★★★☆☆
飛び出す絵本:★★★★★
くさめの呪文:★★★★★
Windows11PC+マウスでプレイ
日本には徒然草という古典文学がある。
そこにこんな話がある。
「くさめ、くさめ」と唱えながら歩く人がいた。
わけを聞くと、「子供がくしゃみをしているかもしれないので、おまじないをしないと死んでしまう」とのことだった。子供は、自分の子ではなく、どこぞの若君なのだが深く知りたいなら徒然草を読んでくれ。
つまり、「くさめ(くしゃみ)」の語源はおまじない?
この話は、このゲームと少し関係するのだが、先にゲームについてから。
テンガミは、和の国をウロウロするゲーム。
微妙な面白さだが、パズルが簡単だったので最後までプレイしてしまった。
各シーンが飛び出す絵本になっていて、そこが斬新だった。とはいえ、発売が2015年なので、もう古めのゲームではある。
まずここで詰まった。
右の方に歩いて行ったら、解決できた記憶がある。
最近のプレイではないのは秘密だ。
最後のパズルが無理ゲーで、攻略を見てしまったのも秘密だ。
最後だけ攻略を見ることを激しくおすすめする。
まあ、あれだ。
おまじない。
うちの父親は「えーい!ちくしょーっ!!」と叫ぶことがあった。
同時に、ブゥー!!と激しく屁をするのだが、こんな大人にはなるまいと思っていたので、父親の代でその呪文は途絶えた。
屁で呪文をとなえるのは世界的にレアだが、くしゃみで呪文をとなえるのは、不思議なほど世界で一般的なことだ。
くしゃみをして「ブレスユー」と知らない人から呪文をもらった人もいることだろう。
さて、このゲームを作ったメーカーの名前は「にゃむやむ」だ。
リーダーは英国人の女性で、日本のとあるゲーム会社で働いていたという。
そこでの仕事中?の、くしゃみでとなえた、おまじない。それが「にゃむやむ」とのこと。周りの日本人たちにウケた?のでお気に入りの言葉となったようだ。
「南無阿弥」と言おうとしたんじゃないかと思うが、まあ、真実は本人のみが知る。
んじゃ、またいつか。