不調が続くので戻ってきたKR-1 EFI。
一度回してみたのだけど、A/F値がおかしくて回せなかったので、再度センサーを本体のものから測定用に変更して再測定してみた。
ほんとにダイノが大活躍中(笑)
これが無いとマジでわからなかったことばかり。。。
ちゃんとした測定、ほぼ同一の環境での繰り返し測定が可能、そのうえ安全に画面を見ながら計測、検証が可能。
細かい誤差等もリアルタイムで見れるのではっきりと判る。
さらに外部電源にて同時測定が可能なA/F計を使うので車体電源の変動による測定誤差が無いのでより正確な測定が可能になる。
で。
気になっていたことがあったのでついでにちょっと試してみた。
2番側チャンバーにセンサーを2個取り付けて差が出るのか確認ですw
1番側には元々ボスを取り付けてあったので、1番側と同じ位置に2番側にも追加。
元々2番側は後方に取り付けてあった。
邪魔になるのでね。
で、これで測定した結果、チャンバーボディ内ならば多少の反応遅れはあるものの、ほぼ同一の数値を示すことが分かった。
計測、学習に使用するにあたって、基本的にはどこでもよいということになる。
エンジン側に近いほど反応が良いけど、掃気ガスが混ざるので近すぎるとセンサーが死ぬ。
なので排気ガスに一番近い後方に設置するとほんの少しだけ反応が遅くなる。
ほぼ同一の曲線を描くので誤差と考えてよいかも。
より正確にセッティングしたいのならやはりエンジン側に近いほうが良いが、センサー寿命とのトレードオフになるね。
あとは後方に設置するとセンサー面が排気ガスに向いてしまうのでコレも未燃焼オイル等が付着し、やはりセンサー寿命が短くなる感じだね。
従ってチャンバーストレート部の少し前、ダイバージェントの終わりくらいの場所が良いところっぽいね。
センサー寿命を考慮しつつ、できるだけ反応の良いところっていう感じ。
それでもまあ寿命は短いんだけどねw
そしてこれで測定してみたところ、1番と2番でものすごく差が出ていることが分かった。
1番側は13.5付近の時に2番側は18.2とかを指す。
明らかに異常だねコレ。
同じマップを使用しているうえにパラツインエンジンなのでそもそもここまでの差が出る代物ではない。
V型ならあり得るけど。。。
で、実験的にマップを2つに分け、それぞれ1番2番に割り振ってテスト。
2番側だけ薄すぎるのを修正していくと普通に回るようになったのだけど、明らかにマップの数値がおかしい(笑)
1番側の1.8倍程度の数値になってしまう。
やっぱ何かしらおかしい(笑)
これはもうセッティングがどうのではなく、電気的な制御系のトラブルのにおいがするw
あとは同調とかかな?
この車体がうちで作った一番最初のキャブをスロットルに転用した車両。
いわば実験車みたいなもの。
今ではこのころよりもいろいろわかっているので対処のしようがある。
とりあえず電装の出力検査からインジェクタの検査、それに同調の取り直しかな。
それでも直らなかった場合はエンジン本体とかの問題となる。
とはいえ、エンジン本体は一度うちでO/Hしたものなので壊れていなければ問題ないはず。
チャンバーの詰まりとかもなければ電装のみで勝負が決まるはずなのだけどね。。。
まあこれは後日測定してみればわかることよね。
とりあえずいろいろ同時進行中。
やらなければ終わらない。
まだあと数基のエンジンも組まなきゃいけないのだけど、全く進まない。。。
エンジン組み立てが一番遅くなってしまって申し訳ないが、気長にお待ちいただければと。。。
ほんと終わらない作業が多くなった。
何とかせねばね。。。