RZ(R)350
PWK28からPWK35へ交換です。さすがに350エンジンに28φキャブは小さすぎる。ダイノの結果がそう言ってるw吸い込みが強いエンジンなので28φだと吸入限界だと思う。M/Jが145になってるけど、こうしないと高回転で燃料が足りなくなる。そして低回転では濃すぎてかなり不調になるのよね。ということでもう35φにしてしまいましょうということで交換です。とはいえ、まあそう簡単に35φにできるわけではない。まずは。。。アイドルスクリューが左側にしかない。右側キャブには右側にスクリューがほしい。なので加工。加工さえすれば付く。とはいえ、それなりに精密加工となるのでハンドドリルでは難しいよ。最低でもメモリ付きのボール盤とかが必要だと思うよ。反対側はボルトで密閉する。そしてこれ。スロットルケーブルが問題なのよね。ヤマハの泣き所みたいね。純正そのままだと28φあたりで引ききれなくなる。ケーブルの加工が必要になり、35φを引ききるためには結構な加工が必要。さらにキャブ側のケーブルそのままだとPWKの頭に刺さらない。曲げアダプターでもよかったけど、長さが足りないのでキャブ引き用のケーブルをワンオフした。これで35φが引ききれるようになったよ。そしてこれだけではつかない(笑)これ↓が必要。マニアダプター。汎用のインマニ+変換アダプター。当然こんなもの売ってないのでワンオフですよ。作りましたw混合ではないのでオイルニップルも削り出して取り付け。純正みたいな感じだとしっかり燃料と混ざりにくいのよね。壁面に付着するのでちょっとノズルを延長してキャブからの燃料に当たるようにした。これでかなりしっかりとクランクにオイルが供給できる。ちなみにリードバルブがあるから低回転ではそれほど効果なし(笑)とはいえ、しっかりと燃料で希釈されるので純正形状よりは燃料と混ぜることができるよ。専用のガスケットまで作った(笑)まあこのくらいは簡単なので。。。ここまで出来たらあとは組み込みだけ。普通ならフレームの一部にワイヤーが干渉するね。。。アダプターにアダプターを重ねるような加工をしてなんとか付けられるかな?という感じ。今回の車両はすでにフレーム側が加工済みだったのできれいに避けています。う~んwでかいwそして全開にしてみる。全部引ききれているね。ワイヤーを加工しないと全開にならないのよね。これでOK。とりあえず始動は簡単にできたね。明らかに以前より良くなってる。マトモなアイドリングをするし、しっかりと吹ける。確実に「普通な感じ」に戻ったよ。ただし、ワイヤを引く量がかなり増えたのでオイルポンプの可動域が限界。ポンプの合わせ位置に合わせるとオイルポンプのワイヤリールがストッパーに当たってキャブが引ききれない。なのでどうしてもスロットル全閉位置で合わせマークより薄いところで合わせざるを得ない。少しスロットルを開けてもオイルポンプがスローのままなので吐出量が増えないのよね。そしてスロットルが80%くらいでオイルポンプの最大値のままそれ以上変化しない。これは。。。いただけないねえ。アクセル開度がかなり少ないときはオイルがアイドル吐出量のままなので薄くなる。さらにスロットル80%くらいから上だとオイルポンプの吐出量が増えないから足りなくなる。つまり焼く可能性が高くなるんだよ。。。混合のほうが絶対に良いと思うのよね。まあ全開にしても瞬間的には1次圧縮室にたまっているオイルで賄えるから、全開にしても少しなら平気。引きっぱなしで全開を続けると焼くだろうね。。。ということは完全混合にするか、燃料タンクにもオイルを混ぜて80:1くらいの混合で足りない分を補うか。今まで平気だったのは吸入空気が少ないから燃料も入っていないから。燃料が入るようになると混合比が変わっちゃうんだよね。よく間違われるんだけど、「M/Jが大きいから燃料がいっぱい入る」ってこと。これ、間違ってはないけど間違ってるのよ(笑)これが判ってないとセッティングできないよね。M/Jサイズはあくまでも「燃料の出やすさ」を調整しているに過ぎない。サイズが大きくなれば「燃料が出やすく」なる。サイズが小さくなれば「燃料が出にくく」なる。吸入空気というか、「流速によって起こる負圧に対して」の話なので、吸入量、流速によっては燃料の吸出し量は変わるんだよね。エンジンの単位排気量に対してキャブの口径が小さければ流速は高くなり、負圧の立ち上がりも増える。ということは燃料が出やすいのでM/Jで抑えてやらないと燃料が出すぎる。逆にキャブが大きければ流速が小さくなるので燃料が出せないからM/Jを大きくして燃料を出しやすくしてやらないと燃料が足りなくなる。だからジェットを大きくすれば燃料が多く出るということは間違っていないけど、「出やすくなった分、結果的に多く出る」ということを忘れるとセッティング方向を間違うよ。そして今回はエンジンに対してキャブが小さすぎる状態。こうなってくると全開領域で吸入流速が上がりすぎ、音速近くなってしまう。そうするとかなり大きな抵抗ができてしまい、燃料を吸えなくなってしまう。それでも燃料を出さないといけないのでジェットが大きくなってしまう。しかし低回転領域ではむしろ効率が良くなってしまうので燃料が出すぎてしまってセッティングができなくなってしまっていた。無理やり合わせていたのだけど、やはり無理があるよね。今回キャブ口径をでかくしたらほんと安定して普通にアイドリングするし、きれいに吹けるよ。M/Jも140まで下がった。上記の理由を知らなければ不思議でしょ?(笑)キャブをでかくしたらM/Jが小さくなるんだよ?でもA/F測定でまだ濃いんだよね。。。濃すぎて馬力が出てないよ。。。次は138かな。これで用意してもらったジェットでは最低番数になるね。これで濃かったらさすがに今回はセッティングできないね。パーツをそろえてもらって次回に合わせることになるね。で。まあ当然、問題もあるよw今までついていたエアフィルターは全く取り付けできない。キャブの口径が大きくなったのでそもそもフィルターが入らない&取り付け角度の問題もある。これはもう別のフィルターに交換するしかないね。あとは前途したオイルポンプの問題。これが解決できれば全く問題ないと思いますw自分用ならまあ普通に混合+直キャブなんですがね。。。現役時代からずっとこれです。ずっと昔の峠小僧時代から2stは直キャブ混合なので当然普通にこうなりますねw4stはしっかりとフィルター付けますけど(笑)まあそれはさておきwひとまず走行できるようにはなりました。以前と比べると中間が圧倒的によくなってますが、ピークパワーが落ちました。燃料が濃すぎなためですね。次回138で馬力測定してどうなるかってとこですね。ってことであと少し続きますwここんとこヤマハばっかり触ってるなあ(笑)