「何、食べたい?」って聞いたら「前菜!」という
わけのわからない答えが返ってきたので、
「草食系?肉食系?」と再度聞いたら「草食系」と・・・・
なるほど・・・では、初めてだが、ここに行ってみよう。
六本木一丁目から歩き、外苑東通り・・・キャンティ飯倉本店を通りすぎ・・・
飯倉公館の目の前にある、affetto麻布台。
俺好みでもあるが、女性をふらりと誘っていくのに、よい感じのイイ雰囲気。
小物類等、「なんか、ええやん」とか言ってたら、支配人・シニアソムリエである大淵氏が・・・
「新宿の伊勢丹で買ったんです~いいですよね~」とか。
その支配人、1人で新宿伊勢丹の食品売り場で普段いろいろと物色するのだそうな。
・・・なんか俺みたいな事してる・・・食いもんの好きな男ってなんでみんなこうなんだろ、俺も含め。
さて、今日はこんなかんじで頂きました。
人参のポタージュ
今日の連れは、人参が昔から苦手だったんだけど、このポタージュは旨い!と全部綺麗に食べました。
それもそのはず。苦手な方には本当に苦手なんだろう、人参の甘さに隠れたえぐみ。
これが殆どなく、旨い!人参とも感じられないくらいに旨い!
そこで、また支配人とお話・・・
「シェフの実家が秋田で農家をやってまして、そこから旨い野菜が届くのです。足りない分は築地で仕入れますけどね。」
成る程。秋田といったら山内人参とかもあるんだろうが、しかしまぁ・・・旨い。
前菜2種
今日は、「しらすの入ったフリッタータ(イタリアン的なオムレツ。スパニッシュオムレツにも近い)と、サーモンの軽い自家製薫製のサラダ仕立て」
う~む、しらす・卵・トマトの旨味がしっかり出ている!サーモンの薫製程度も軽めで素材の味を邪魔せず、むしろ引き立てている。野菜の旨味がまた素敵です。
さて、そしてパスタ。
ペスカトーレ。
角切りのサーモンや烏賊、そして浅蜊が見事に調和している。
そして、火入れもなかなか見事。レアな状態で食べられるなんで素敵。真似しよう。
トマトソースもなかなか優しい味で、満足!
まだまだ終わらないよ・・・
ドルチェ:ガトーショコラ
おう・・・大人な苦味と甘味、ベリーなソースと合わさって・・・なかなか秀逸。
これで1,500円。CP的にも旨さ的にも満たされ感も、文句無し。
村上料理長の料理、全体的に「凄い!」「旨い!」と感じた一番の要素としては
「塩の見切り」の部分。
どの皿も、塩分と旨味の絶妙なバランス。精神・表現的な部分で、和食の神髄も見え隠れしているなというのと、
本当の意味で素材の味を引き出しているのには感服しました。更に、支配人・・・ホールの廻し方、素敵です。
これは、また夜、来よう。
ご近所・赤坂にある、開店して2ヶ月の肉食系イタリアン・キッチャーノも素晴らしかったが、
開店1年のaffetto麻布台、ここも素晴らしい!
料理だけでなく、供し方、接客、インテリア、気配り(女性用に、ちゃんとバッグハンガーを用意している所が憎いね)もなかなかのもの。
完全禁煙というのも嬉しいね。
大切な方や、食い道楽さん達を連れていくいい店をまた見つけました。
んでもね、俺、今回たまたま予約無しでいってたまたま入れただけで、
実際は、ランチの場合、予約しておかないとたぶん入れないです。
(何組も、涙を呑んでるみたいでしたし)
affetto 麻布台
(イタリアン
/ 六本木一丁目駅
、麻布十番駅
、神谷町駅
)
昼総合点★★★★☆ 4.0