今朝の気温は17度台になっていた。まだ外は暗い。当たり前のようにエアコンの暖房を稼働させる。昨日の日曜は朝から天気がよかったけど畑の野菜の雰囲気は、たっぷりの露でも降りたかのような表情で葉をキラキラさせている、朝の早い時間の楽しみ。

暑さ寒さにはめっぽう弱くなった気がする昨今、我慢しないで快適を堪能したいと思います。

 

昨日の日曜に姉が一週間ぶりに母の世話にやって来た。顔を合わせるなりあれからどうだったと言う。

あれからとは・・・・。

 

 先週の日曜日に菩提寺の先代住職の一周忌が行われ、世話人である私どもに召集が掛かっていた。式は一時間ほどで終わりその後寺の本堂で参列した教区の住職30名近く、世話人・寺の身内を会わせると総勢80名くらいでのお齋が始まる。

2時間くらいの時間を過ごした後、残っていたのはいつもの酔っ払いの10人程度、寺の家族に申し訳ないからこれで解散というかけ声を掛けて寺を辞した。

 私のその後の目的は、調子の上がった気分をもっと味わうために寺の向かいにある親戚の家に向かった。

ご主人は婿養子である、2代続けてが珍しい。ご主人とも寺で同席し私が訪れるであろう事は織り込み済み。年齢差は私と5・6歳近くも違うであろうか、嫁さんが4歳年上で昔から親戚同士で顔なじみなので訪ねればいつも優しく出迎えてくれる。

寺で飲み会があったときはいつもの習慣のように押しかけている。

 

 主人と役員同士という関係も気持ちを近くさせている。寺の問題は、いつも二人で揉んで事前に共通認識として答えを合わせをしておく。

この家は、私の先祖が出た家。穏やかで思慮深い家の家風も私は気に入っていて気兼ねが入らない感じが好きなのである。

 この家も、我が家と同じ同業であった。開業は我が家より少し遅かったが、同世代の感覚としてあの時代は賑やかで結構何とかやっていけるだろうと踏んでの起業だった。今は時代も変わり互いに年を取り、娘さん二人もすでに家庭を持った。家業を続けると言うことは、入り婿を又もらわなければなら無いと言うことになる。

 境遇がほぼ同じ様な家庭環境、ことしの1月におじいさんが93歳で亡くなり90手前の残されたおばあさんと三人暮らし、唯一違うのは夫婦仲がよろしいと言うこと。

 

 そこで二次会をしながら2時間ほども歓談し、いつものように家まで送っていただいた、姉夫婦が来る前に。

多分、結構気分よく酔っ払っていたと思うが姉夫婦とはいつもの様にお茶を出し接待したと思う。湯呑みが洗ってあったからそうだったろう。

それでも姉が心配する位だから結構な酔い方に見えたかも。

 姉たちが帰った、母に食事はさせなかったんじゃないかな、その記憶が無い。一人居間で目が覚めた時間を確認したら多分19時半くらいちゃんと寝ようかなと思って部屋へ行った。

 

 再度、夜半にまた目が覚めた。尿意を覚えてトイレに立つ、部屋を出ようとしたとき一寸気持ち悪いなと感じた。

そのままトイレに入って用を足し始めたところまで記憶がある。時間の感覚が分からないのだが、わずかの時間でタイル張りの床で気が付いた。その冷たさにああ、気持ち良いなと思ったがすぐ現実が襲ってきた。

 あっ、意識を失って倒れたんだと言うことに、その現実が受け入れがたい。

そろりそろりと身体を動かすが、不快な感覚は頂点に達していた冷や汗もかいている。貧血だったのか・・・。でも倒れるという意識も無いままのブラックアウト。状況はよくない方向だ。洋式便所ならこんなに衝撃も受けなかったかも。

 

 この狭いトイレの中で、大きな私が横たわっている。やっちゃったなあという感覚と早くここから出なくてはと言う意識。ゆっくりゆっくり身体を動かし少しずつトイレから這い出し廊下に身を横たえた。

首が痛くて持ち上がらない、どこかにぶつけたのだろうか。足を動かす・・・動く、腰をよじる・・・動く。最終的に首の痛みだけ。しばらく冷や汗をかきながらその場に倒れたまま、誰かが見つけたなら多分救急車でも呼ぼうかという事態だが悲しいことに嫁に見捨てられた一人暮らし。

 何とか動かせない痛みを伴った重い首を持ち上げて立ち上がる事が出来た。廊下をそろそろと歩を進め居間に辿り着く、倒れ込むが首が痛くて上半身を寝かせるのにスローモーションのような時間を掛けた。

 

 身体を横たわらせて、暗闇の中でこの現実を反芻する。二日酔いになるほど飲んでもいなかったのにこの事態は何だ・・・。

どちらに向きを変えても首に大きな重しを乗せられているような感覚を覚える、でもなぜ意識を失ったのだろう・・・。

 この事態は、一度春にもあった。シチュエーションが同じ、春の寺の世話人会の時、帰宅して母の世話をした。その時突然椅子から崩れ落ちた。あれっと思ったがそうかこんな事もあるんだ位に考えていたが、今は二度目のこの状況に、果てしない不安を感じながら暗闇の中で横たわる。二度目と言うことは、確実に自分の中で何かが変化していると考えるのが合理的だろう。今回は、大きな衝撃を首に受け負傷した。

問題はこの首の痛み、今日で収まるのかもっと続くのかそれとも状況は悪化するのか・・・・・・・・・。

 

 夜が明けて、今日の予定を考える。夜に隣町のダンス教室・・・行けるか・・・用があるから行きたいけどどうかな。その前に、母の世話がある。月曜は母のデイサービスがお休み、そこは良かった。何とかいつもの時刻を過ぎながら遅い朝食を取らせる。それにしても首が重くて下を向く作業が出来ない。母の食事中には耐えきれず途中で横にならないと首が支えられない状況、無理していると気持ち悪くなってくる。

 本当に自分の身体で無い様な感覚に一日寝ているしか無かった。幸いなのはこの状況で他にどこも怪我することが無かったのが幸運というしかなかった。足も頭もどこもぶつけなかった、痛いところは他には無い。想像するにスイッチが切れた瞬間にガシャンと崩れ落ちる物体と化したんだなと・・・虚血性貧血か。血栓か・・・。崩れ落ちるときガクンと首がおれて衝撃が首にだけ懸かった。

テレビドラマで人が倒れるというシーンを目にする事があるが、まさか自分の身に起こるとは、それも自分は見ていないからどんな状況かは分からない。

 住職の一周忌と二次会で飲み過ぎたのだろうか、水分補給を怠った為、血液の粘度が上がり急に起きて動き始めたら、瞬間的に血流が止まったと言うことなのだろうか。

ここは一度脳外科に診断を仰ぐべきだと思う。その事は以前から考えていたのだが延び延びになっていた。歯医者の定期健診も半年延ばしになっていたくらいだから推して知るべし。つまり忙しかった。

 

しかし、常人に意識不明は似合わない。取るべき策は何があるだろうかと・・・。

夕刻になり、ダンス教室の時間が迫る。準備は始めたが、母に夕食をさせるのが精一杯で、とてもいつものように笑顔で一時間のダンスが出来そうにも無い。

LINEで友人達と、講師に欠席を伝えた。「都合でお休みします」と、詳しい理由など言える訳も無いこの時点では・・・・。

又重い首に苦慮しながら月曜の夜の闇の中へ・・・・・・・・・。これは先週月曜15日の話・・・続きは又後で。