【現代の”吟遊詩人”???】
『ザ・ロード アメリカ放浪記』
ジャック・ロンドン著
川本三郎訳
勝手にイメージしてしまう
古き良き時代のアメリカの
破茶滅茶な旅日記。
読んでいて痛快であるだけでなく、
これは旅ではなく放浪なのだと気づく。
「豪遊」できる人はいるかもしれないけれど。
「放浪」って、今の時代ではなかなかできない生き方。
ひたすらに、
物乞いと無賃乗車の話。
訳者解説にあるように、
「「浮浪者」というと
社会から捨てられたマイナスなイメージが強いが、
「ホーボー(放浪者)」は決して社会的落伍者ではない。
むしろ中世の吟遊詩人たちのような自由な放浪者
という面が強い。」
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ここにロマンを感じます。