6月になりました。
いつものことですが、1ヶ月が早い!!!
5月があっという間に過ぎていきました。
月初、1日の昨日は恒例の(習慣の)
「ラジヲ体操&朝参り」のため、
早朝から宇都宮にある光琳寺へ行ってきました。
井上広法住職のお話がおもしろかったです。
「幽霊に出会える」という話。
幽霊をイメージしてください。
両手はどうしてますか?
髪の毛はどんな状態ですか?
足はありますか?
表情は?
肘から先の前腕が前に出て手の甲を前にして垂れ下がっている。
長い髪の毛が後方へ流れている、後ろ髪を引かれている状態。
足はなし。足が地についていない。
表情は死んでいる。
幽霊の手・腕は、先のこと、つまり、未来のことを掴もうとしている。
それは未来を思い煩う心配や不安や恐れの現れ。
髪の毛は、後ろへの引かれている。つまり、過去のことに縛られている。
それは過去を悔やんでいる後悔の現れ。
足は、地についていない。つまり、現在のことに意識がいっていない。
それは今に集中できていないことの現れ。
こんな状態の人、
街の中に、ご近所さんに、電車で、お店で、職場で、学校で、
たくさんいませんか?もしかしたら、鏡の中にも・・・。
というお話。
地に足をつけて、今に集中する。
過去を悔やまず、未来を思い煩わない、ニュートラルな状態。
それが「マインドフルネス」。
1日の中でたとえ1分間だけでも
今に、呼吸に、自分の内側に、意識を向ける時間を作ると
”幽霊”ではなくなることができます。
ある方から「自分の木」を決めて毎日30秒だけでも見つめるといい。
と聞きました。
通学通勤途中や学校職場、自宅周辺にある木を
「自分の木:マイツリー」と決めるところから6月をスタートしましょう。
超快適な5月から梅雨の6月へ季節が移ろいます。
雨が続き、湿度が上がり、
ジメジメとして不快指数UPな梅雨のイメージですが、
この時期にしっかり雨が降ってくれないと夏の沢遊びがピンチです。
(これも未来への不安と恐れ・・・)
雨は嫌だけど降ってくれないと困る。
なんとも人間(自分)中心的な考え方ですね。
「雨の日には雨の中を 風の日に風の中を」
あたりまえの生き方
雨の日を、天気のいい日に比べて、「悪い日」だと思う、
人間(自分)中心の考え方をやめること。
雨の日には、雨を、そのまま全面的に受け入れて、
雨の中を雨と共に生きる。
風の日には、風の中を、風といっしょに生きてゆく、
という意味です。
つまり、特別なことではない、ごくあたりまえの生き方のことです。
あたりまえだけど、
これは、常に前向きで、積極的に生きるということです。
そして、この場合の、雨や風は、次から次へと起きてくる
人間の悩みや迷いのことです。
(『生きていてよかった』相田みつを より)