週末自然塾。
普段は分かれて活動しているクラスの子どもが
合同チームで課題にチャレンジする。
各クラスへの所属感が強い分、そこから出ることは、
ある意味、アドベンチャーです。
Cゾーン(コンフォートゾーン)から少しの間、強制的に出る。
最初はPゾーン(パニックゾーン)でしたが、
課題をクリアしていくごとにSゾーン(ストレッチゾーン)になっていく。
C→P→Sの流れをスムーズにするために
いつもはやらない「構成的プログラム」に運営側もチャレンジです。
グループ分け、アイスブレイク、規範づくり、フレームワーク、
プラン、アクション、チェック、トライ、
そして、振り返り。
普段の活動では、当たり前にやっていることが
見えやすい形で出てくるのがアドベンチャーレースです。
例えば、「チャレンジしている人をサポートする」という行為。
手を差し伸べる、後ろから支える、支える人を支える。
見えないところでも”支え合っている”。
もちろん、大人がそうしなさいと指示命令したわけではありません。
自分達で考えて実行した結果。
最初はドキドキでバラバラだったのが、
途中からキュッとまとまり始める。
キャプテンシーを発揮する子、
フォロワーシップを発揮する子が出てくる。
体格・特性・個性がいろいろな場面で前後左右する課題。
それに合わせてみんなで動く。
やりたい!だけではない力学が働く。
課題をクリアした時はやっぱり嬉しい。
その嬉しさを共有していくとグループがチームになっていく。
一段落して、
「あれが難しかったよねー」などなど
自分達がやったことをちょっと俯瞰しておしゃべりする。
そして、最後には、Cゾーンである各クラスへ戻っての
自分の気持ちに焦点を当てて振り返り。
普段とは一味違う週末自然塾。
体力的なものよりも気持ち的なものの
疲れと達成感と安心感を感じたのではないでしょうか。