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『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書』

落合陽一著

 

まさに「学び方を学ぶ」ことについて書かれています。

最先端の時代観とでもいう視点、

近未来的な視点を感じます。

が、その時代はもうすでに始まっているようにも思います。

勉強することと学ぶことの違いを分かっていないと

これからの時代はいろいろなギャップに悩まされる。

そうならないためにはこんな視点が必要です。

 

「どう学ぶのが自分にとって効率的か」を知ること。

学び方を知っていること。

リテラシー能力。

学生時代にこれを習得できたらその後が大きく変わります。

著者はまさにその典型。

 

 

 

以下、引用

 

・僕は、勉強する理由は、新しいことを考えたり、

新しいことを身につける方法を学ぶためだと思っています。

 

・新しいことを学ぶ必要がある時に、

「どう学ぶのが自分にとって効率的か」を知っていると非常に有利になります。

そのためどうやってその状態に自分を持っていけるかを考えながら、

常に勉強し続けることが大事になってくるのです。

 

・それに対して「自分はこれがやりたい」と

望んで経験を積んだ結果得られた、偏りのある能力は、

そこに持続的なモチベーションが加わることで、

かけ算となって100倍、200倍の成果として表れてくるのです。

 

・仮説と検証を短い時間で繰り返すことを習慣化できるか。

自分の周囲にある物事に集中して観察し、違和感を感じ取り、

「佇まい」を判断する訓練を、日頃から子供としておきたいものです。

 

・これからの時代で大事になるのは、

一人ひとりの意見を尊重する包摂的(インクルーシブル)な価値観です。

だからこそ、自前のマインド、自分なりの判断を持つことが大切です。

 

・これからは、お金を貯められる人よりも

お金を調達できる人を目指すべきだと思います。

 

・「やりたいこと」とは自分のストレスに嘘をつかないこと。

自然に続けられることであり、休みの日に遊ぶネタのことではありません。

今後の社会を生き抜くためにも、

やりたいことを見つける嗅覚を大事にして、

やりたいことの中から「今できること」を探し、

リスクを取ってでも実行する力を身につけたいものです。

 

・「学ぶこと」は、「それが文化である」という視点を持つことです。

 

・子供の好奇心や集中力を伸ばすためにも、

子供が夢中になっていることは、

危険なことでない限りは、やりたいだけやらせてあげてほしいなと思います。

 

・言語を物理や数学や“ビジュアル”として捉えると、

思考が領域を超えて行き来します。

そして、領域を超えることで、それまでとは違った見え方や発想が生まれます。

 

・学校で教わるかどうかには関係なく、

家庭教育の中にスタイルとして組み込まなければ、

本当の意味での「学び」は身につきません。